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ジャパンシリーズ。

ワァァァァ〜〜〜ドンドンドンドン!!
ワァァァァ〜〜〜ドンドンドンドン!!

さぁ、いよいよジャパンシリーズも大詰めを迎えました!
2002年ジャパンシリーズ第6戦。
中京コンドルズVS東武キャッツ。(←2002.08.18の日記「逸材発見」参照
30年ぶりの日本一を狙う東武キャッツに対し、王者・中京コンドルズ、さすがの貫禄を見せつけ2年連続の日本一を決めるまで……残すアウトはあとひとつ!

このジャパンシリーズ。第1戦、第2戦とコンドルズはまさかの2連敗。キャッツのエース、米沢投手(←同じく2002.08.18の日記参照)には完全に敗北したものの第3戦からはさすがの攻撃力!第3戦・第4戦・第5戦と連続で4点以上の差をつけ3連勝。本日、第6戦では1回表からいきなりの6得点。5回には2失点しましたが、しかし9回までにさらに得点を8に増やし、現在8−2。中京コンドルズ、地元、中京ドームでの日本一はもう目前です!

ワァァァァ〜〜〜ドンドンドンドン!!
ワァァァァ〜〜〜ドンドンドンドン!!
あっと1人!あっと1人!
ワァァァァ〜〜〜ドンドンドンドン!!

コンドルズ守護神・篠田投手……振りかぶって……投げた!
打った!……いや、切れていきます。ファールボール。
カウント、1エンド2。

あー、コンドルズのベンチではすでに控え選手達が今か今かと飛び出さんばかりに待っています。選手達は全員総立ち。代打の切り札、須田選手……あぁ〜今、笑顔で何か話してますねー。若手選手達に、お前らフライングだぞ。とでも言っているようです。我先にとばかりにベンチ一番前を陣取ります。
今年で監督就任3年目、山岡監督……あぁ、すでに何かもう瞳が潤んでいるようにも見えます。去年に引き続き、山岡監督の胴上げまではあと少し!
……ファースト・驚異の4番打者、高田選手……シーズン序盤ではケガに泣かされた時期もありました。しかし見事に復活。怒濤の打撃で二冠王達成です。
ショートを守ります永谷選手、攻守の要としてリーグ優勝に貢献しました。いつも厳しい表情が印象的ですが今は、笑顔がこぼれています。

ワァァァァ〜〜〜ドンドンドンドン!!
ワァァァァ〜〜〜ドンドンドンドン!!

ピッチャー篠田……投げた!フォークだっ!あ、しかし打った!打った!大きい!大きい!
いや…失速した…!センターの進藤、取った!取った!取った!決まったぁぁぁ〜〜!!
中京コンドルズ!!2年連続!!日本一ぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜っっ!!!

ワァァァァ〜〜〜ドンドンドンドン!!ワァァァァ〜〜〜ドンドンドンドン!!
ワァァァァ〜〜〜ドンドンドンドン!!ワァァァァ〜〜〜ドンドンドンドン!!

日本一決定ぃぃぃ〜〜〜!!篠田投手のもとへキャッチャー大西、駆け寄ります!!
さて!中京コンドルズ、ベンチからも選手達がぞくぞくと駆け出して来ま………!?

!!!???

あああぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜っっと!!危ない!!危ない!!危ないっっ!!
選手達が倒れていますっっ!!将棋倒しっ!将棋倒しのようですっっ!!ドミノ倒しのようですっ!!ベンチから駆け出した際に、選手達がまるでドミノを倒すかのように前に押し倒されてしまいましたっ!!!危険です!危険です!
ええ〜っと……っ!?倒れている選手は……背番号が見えます……「42番」…の選手……須田です!須田選手です!倒れていますっ!危険ですっ!後ろから来る選手達の下敷きになってしまったようですっ!危ないっ!危ないっ!
他にも倒れている選手が見えます……1…2…3……あぁ〜〜!たくさんいます。5、6人の選手が倒れこんでいますっ!

!!!???

あぁ〜〜〜っ!!ここで、興奮したコンドルズファンが数十人っ!フェンスをかけ昇ろうとしています!あぁぁっ!倒れたっ!落ちたっ!!何と場内に数人のファンが落下しましたっ!危険ですっ!危険ですっ!そして……!押し合いになる観客席っ!大変な事になっております!ここ中京ドームっ!まるで地獄絵図を見るかのような……そんな恐怖さえ感じます!危険!危険!

今だかつて、ジャパンシリーズ、こんな……こんな悲惨な風景があったでしょうかっっ!?いや!あるはずがありません!大惨事ですっ!中京コンドルズの選手数名とファン数名、いまだに倒れこんでいます!動けません!動きません!大変危険な状態です!私もアナウンサーとして、この状態をどうやって皆さんにお伝えすればいいのか分かりません!それくらい危ない状態ですっっ!!東武キャッツの選手達も心配そうにコンドルズの選手達の方へ駆け付けます!

あああ〜〜〜!!もうっ!
プロ野球中継終了の時間ですがっ!このまま延長して引き続き放送いたしますっっ!
なお!『ドラマ「くたばれ!魔法使いスズキ!」』は野球中継が終了次第!放送しますっ!

さぁ!大変な事になってしまいました、ジャパンシリーズ第6戦っ!
今、TVをつけた視聴者の皆様には全く理解出来ない光景だと思います!いや、私自身でさえも理解不能な事故が発生してしまいました!こちら中京ドーム!
中京コンドルズ2年連続の日本一が決定した直後!このような事故が起こるとは誰が予想していたでしょうかっ!

………
………

『ジャパンシリーズ・第6戦!中京コンドルズ日本一決定直後の悲劇!!』
『死者4名・重軽傷者合わせて27名の大事故!!』
『中京コンドルズ!日本一不幸なチームに……!?』
『代打の切り札・須田選手……あぁ、日本一の中での死!!』
『山岡監督、「責任取れ」と監督辞任させられ……「納得いかん!」』
『東武キャッツ・園田監督、そんな中で「来年こそは我がチームが日本一」宣言!!』
『プロ野球界騒然のさなか、「くたばれ!魔法使いスズキ!」視聴率過去最高42%!!』

2002.10.31.

「方法」を考えるよりも、まずは「意志」

階段をのぼろうとする時。
さて、どっちの足から踏み出そうかとか、のぼる時の姿勢だとか、視線の位置、腕の振り方、足の上げ方だとか。
そんな事まではいちいち考えない。
考える人もいるかも知れないが、たいていは階段を「のぼる事」と「のぼりきる事」自体が目的の人がほとんどだろう。

そう。
どうやって昇っていくか。その「方法」よりも。
まずは「のぼろうとする意志」が大切なはず。
「のぼる事」を始めてからでも「上手くのぼる方法」を考えるのは遅くない。そんな時もあるのだ。

君が上にのぼろうとするのならば。
まずはその「意志」を大事にして欲しい。
それからの「方法」なんていくらでもあると思うから。

2002.10.30.

『5番ホームから1番ホームまで最速の男』

私の名前は上小原広之。35歳。独身。
職業は俗に言う「商社マン」ってやつだ。
毎日、満員電車に揺られながら会社へ行き…仕事をして、定時になれば家路に着く。ごく平凡にごく普通の暮らしをしているサラリーマンだ。これといった特技もなく、趣味といえば、たまにレンタルビデオで昭和の名作とでも言うべき映画を観るという事くらいだ。

しかしこんな私にも、他の誰にも負けない(いや!負けるわけにはいかない!)譲れないものがある。それは……『5番ホームから1番ホームまでは誰よりも最速である』という事だ。

と、あなたにこんな事を言っても何の事だかサッパリだと思う。むしろこんな事を言っている私本人でさえ、なんでこんな事に賭けているのか(そう!命さえも!と言ってもいいくらいに!)はっきりと分からないでいるくらいなのだから。しかし私はこの『5番ホームから1番ホームまで最速である事』に快感をおぼえてしまっているのだ。

毎朝、7時23分に私の乗った電車はG駅の5番ホームへ到着する。
私はこのG駅で、T駅行きの電車に乗り換えなければ会社へは行けない。そのT駅行きの電車の発車時刻は…7時24分・1番ホーム。
そう。私は「7時23分」に「5番ホーム」に着く電車から降り、階段を駆け上がり、渡り橋を走り「1番ホーム」へ降り「7時24分」発のT駅行きの電車へ乗っているのだ。
5番ホームから1番ホームへの移動……、普通の人間ではこの「1分間」という短時間では行けない。なぜなら、かなり困難な移動だからだ。人込みでごった返す駅構内をすり抜け、且つ素早くダッシュ。決して手間取ってはいけない。この技術は単に短距離走が速いランナーだからと言って容易にこなせるものじゃないはずだ。向い来るすれ違う人々の次の動きを読み取り、階段は2段抜かし、渡り橋ではそれこそ四方八方へ体を入れ込みつつ猛ダッシュ…。私はこの困難なる「1分間」の移動に命をかけているのだ。事実、「7時23分・5番ホーム着」の電車から「7時24分・1番ホーム発」の電車に乗り換えられている人物はいまだかつて私以外に見た事がない。そう、私が就職してからの11年間では一度も……。
ふつうは皆、7時24分発ではなく、次の電車(7時31分発)を1番ホームで待つのだ。

そんな無駄な努力をするくらいなら、もう少し早めに家を出て、1本早い電車に乗っていけばいいじゃないか。……あなたはそう言うかも知れない。それは分かる。
それに実は、この「7時24分・1番ホーム発」の電車に無理して乗らなくても、私は別に会社に遅刻してしまうとか、そういうものでもないのだ。むしろ、他の社員達よりも30分も早く会社に着いてしまうくらいだ。
しかし、私にとってこの「1分間の闘い」(あえて『闘い』と呼ばせてもらおう!)は、そんなに簡単に諦められるものじゃない。この11年間の私の『5番ホームから1番ホームまで最速の男』の称号(と言ってもいいくらいであろう!)は、今まで私が生きて来た中でもかけがえのない素晴らしいものだから……。

幼少の頃から何の取り柄もなく、何の特徴もなく、目立った成績も残さず、だからと言って何の落ち度もなく育ってきた。ごく普通に。ごく平凡な青春時代を過ごし、ごく普通の商社に就職した。
こんな「平凡で普通の私」がだ。この世の中に自慢出来る唯一の事。それが……!!
『5番ホームから1番ホームまで最速である』という事なんだ!!

こんな気持ち…あなたには分からないかも知れない。だけど私の中では今、生きていく上で一番大切な事なんだ!
分かってくれなくたっていい。当の本人である私が…私さえ自分で自分を認める事が出来ればそれだけで……。だってこれは、私が生まれて初めて自分を誉めてやりたいと思えた事だから……!

この私の中の栄誉を守るために……この私はいつなん時でも誰の挑戦も受けて立つ!
「我こそは!」と言うあなた!『7時23分・G駅5番ホーム着』の電車から『7時24分・1番ホーム発T駅行き』の電車までの移動で勝負しようじゃないか!11年間無敗のこの私に挑戦してやろうという勇気のある挑戦者はいないか!?
さぁ!私はいつなん時でも誰の挑戦でも受けて立とうじゃないか!

………
………
………

「あれぇ〜?課長〜。上小原先輩、今日はめずらしく遅刻ですかねぇ〜?」
「そう言えばそーだな。彼が遅刻するのはめずらしい事だな」
「あ、そう言えば今朝、G駅で人身事故が起きたらしいっスよ。何か発車間際のT駅行きの電車に無理矢理飛び乗ろうとしたサラリーマンがスーツの袖を扉に挟んで引きずられたんですって」
「わはは。バカな奴がいるものだな。…と、なると上小原君もその事故の影響で遅刻してるのかも知れないな。確か上小原君、そのG駅からT駅行きの電車に乗り換えて来てるだろう?」
「あ。そうっスね。そうかも知れないっス。……しっかし、その引きずられたサラリーマンの話なんスけどね。そいつ、引きずられながらも必死で電車のドアこじ開けて乗り込もうとしてたみたいっスよ」
「それはそれでいい根性してやがるな〜」
「そうっスよねぇ〜。無理だっての!おかげで全身打撲で即、救急車で運ばれたんですって」
「わっはっは。しかしそれくらいの根性のある男が我が社にいてくれれば良いんだがな」
「そりゃー言えますねぇ〜」
「いや、お前がもっと根性入れて働けって事だよ、課長がおっしゃってるのは」
「あ、やっぱり?そりゃ〜そ〜っスよねぇ〜」
ワハハハハハハ。
「さぁさ!笑ってないで仕事仕事!……あ、池野君。後で上小原君のケータイに電話してみてくれないか」
「はーい、課長。分かりましたー」

2002.10.28.

人間なんぞ弱きものよ

傷つけたくない人を傷つけてしまったという事で。
自分が傷付いてしまったりしてるだろ。

人間なんぞ傷付き易いものよ。
人間なんぞ弱きものよ。

なのになぜ。
そんなに強く見せようとするのか。

2002.10.27.

アニメジェネレーションギャップ。

「ドラゴンボール」「北斗の拳」「キン肉マン」
この3つは、言うなれば私の中での3大アニメであります。この3つを見ながら私は少年時代を過ごし、成長してきました。今の幼稚園児達がこのアニメを見ずして育っていくであろう事は、少し可哀想に思います。

しかしながら、私は「鉄腕アトム」も「巨人の星」も「あしたのジョー」も見ずして育ってきたわけで。逆に「ポケットモンスター」や「とっとこハム太郎」や「おじゃ魔女ドレミ」などを見るには少々歳をとり過ぎています。

「星飛雄馬?何それ?」なんて言っている今の私達のように、「ケンシロウ?何それ?」なんていう少年達がワサワサ現れてくるのでしょう。
そして「えっ?おっさん、ハム太郎も知らないのー?」と少年達にバカにされる時代は、もう私の目前。もうすぐそこに。

だけど今でも私の中の基本的な精神ってのは。
「ドラゴンボール」の冒険心や「北斗の拳」の男の生き方、「キン肉マン」の友情パワーなどで成り立っているようなのです。

2002.10.25.

隠れてる部分。

なぜか頬の真ん中のあたりから、もしくはホクロなどから毛が生える。
それを抜いてみると意外と長いその毛にびっくりすると同時に何となく気持ちイイ、清々しい気分になる。
皮膚から外へ出ていた毛の先はヤツのほんの一部に過ぎず、皮膚のその毛根の奥にはこんなにも長い部分が隠れていたなんて。

世の中で我々が普通に見ているいろんなモノ。
それらはたぶん表面的な部分、ほんの一部分なんだろうとも思う。
それら各々の奥深くにはまだまだ我々が知らない、または誰も知らない隠れてる部分ってのがきっとあるんだろう。
全てのモノを我々はほんの一部分で理解したと認識しがちであるが、実はそうではないのだろうなぁ。

……と、毛の話からこんなまとめ方をしていいものかどーかは深く考えない事にしよう。

……と、いうのがすでに「ほんの一部分」しか見ていない人間の悪い所でもある。と思う。

2002.10.23.

チラチラチ拉致

近頃チラチラと目に付く言葉。
『拉致』『拉致』『拉致』……。

小学生のガキまでが『拉致』なんていう恐ろしい漢字が書けるような世の中。
『拉致』なんて言葉、簡単に流行ってんじゃねぇよ。世の中。

2002.10.20.

人を見てしまうイヤな習性。

自分の嫌いな人の、嫌いな部分は別に気にならなくても。
自分の好きな人の、嫌いな部分ってのはスゴく気になったりする。
その人が良い人であればあるほどに。

自分の好きなタイプの人には、どこかしら「完璧」を求めてしまっているのかも。
そんなの人間として不可能なのに。そっちの方が人間臭くていいはずなのに。
いや、「完璧を求める」というよりも。
この人と自分はとても相性が良いはずなんだ。だからこの人はこういう考え方や生き方を好んでいるはずだ。などという方向に捉えたがる厄介な習性があるらしい。
この人はこういう人でいて欲しいのにぃぃぃ!なんていう勝手な願いを勝手に込めたりして。

木の葉を隠すなら森に……とかいうやつに似てるかどーかは別として。
嫌いな人の嫌いな部分なんてのは探そうともしないわけです。
どーでもいいのですな。私にとって、その人の存在自体がきっと。

逆に言えば。
私は自分の好きな人の嫌いな部分を常に探してしまっているという事なのかしら。
どーなのかしら。
好みのタイプの人間であるはずなのに、その人の嫌いな部分を常に探しているという矛盾。
そんなふうに考えてたら、すげぇイヤな奴に思えてきます。自分が。

しかし。
例えば自分の中の、人に嫌われそうな部分ってのは別に気にもしてないわけで。
かと言って「お前のそういう所が嫌いだ」とズバリ申されたりすると、ヘコんだりもする。
それはそれでまたイヤな奴って感じですがね、私。

あと、自分の最愛の人を見ていて。
好きとか嫌いとか、今さらそういう特別な目で見ていない事に気付く時に。
なんとなく安堵感を覚えます。落ち着きます。
やるな。さすが最愛の人だな。と。
これが人を見る時の極地なのかも知れないな。などとも思えるわけです。

2002.10.21.

そういう時代か。

たとえサイフは忘れても。
ケータイと煙草は決して忘れて出掛けないようにしてるっぽい。
とくにケータイ。
ひと昔前まではこんなモノはなくて当然のモノだったのに。
今では自分の手持ちのモノとしてはかなり上位にランクインされてるらしい。
事実、サイフよりもケータイを忘れて出掛けてる時の方がソワソワしてたり。
ん〜…。
自分でもこれはどーかと思う。

そんな最近の風潮にもね。

2002.10.20.

最終装備。

僕が君の最強の剣となろう。
僕が君の最高の鎧となろう。

そうさ。
僕は君の最終装備。

君が大魔王を倒して世界の平和を取り戻すまで。

僕は君の最終装備。
僕は君と最後まで一緒に戦うつもりさ。

君が生まれてから何回目かの誕生日。
おめでとう。これからもよろしく。

僕は君の最終装備。
僕は君とこれからも一緒に戦い抜いてゆくつもりさ。

僕は君の最強の剣だから。
僕は君の最高の鎧だから。

君が大魔王を倒して世界の平和を取り戻すまで。
もしくは。
腑甲斐なく敗北し、その命が絶えるまで…。

僕は君の最終装備。
僕は君といつまでも一緒に戦い抜いてやるさ。

2002.10.18.

結局答えの出ない、どーでもいい議論(2)。

「やっぱりそれって50パーセントずつだろ。だって当たり前じゃん」
「いや、だから違うっつーの。どういう根拠でそうなるんだよ。当たり前ってどーして言い切れるよ?」
「うむぅ……」
「うむぅ……」
「ん?まーたお前ら何か考え込んじまってるな。今度はどーした?何の話だよ?」
「あぁ、いやね。ここにある1枚のコインのね、表と裏。このコインを投げて表と裏それぞれの出る『確率』は何パーセントか?っていう話してたんだよ」
「何だよ、それ。そりゃーお前ぇ、表と裏しかねぇんだから『確率』は2分の1ずつ。50パーセント・50パーセントに決まってるだろうが」
「だよな?だよな?ほれ、俺は間違ってねぇ」
「いや、それがなぁ〜違うんだ。お前らの言う50パーセントずつって事は、2回に1回の『確率』で表と裏が出るって事だろ?10回に5回、100回やればちょうど50回ずつ表と裏が出るって事になる」
「ああ、そうだよ。それで合ってるじゃん」
「だから違ぇの。よく聞け。そこが違うんだよ。いいか?今、俺がこのコインを10回投げたとする。ちょうど5回ずつ表裏が出るか?出ないかも知れない。もっと言えば100回投げて、ちょうど50回ずつになるかっての。ならねぇよ、絶対。60:40かも知れないし、もっと違うかも知れない」
「そんな事言われてもなぁ。『確率』の問題だろ、コレ」
「そうだよなー。『確率』だもんよー」
「じゃぁ、そもそも『確率』って何なんだよ。このコインを何回投げれば答えが出るよ?ずっとか?俺が死ぬまでか?いや、それでも表と裏がちょうど半分半分で出るとは限らない。永久に答えは出ないわけさ」
「ん…んん〜…」
「まあ、何となくお前の言いたい事は分かるけど……。そんな事言ってたらキリがねぇじゃねぇか」
「ああ。そうさ。キリがねぇ。もっと言ってやる。このコインをよく見てみな。表には数字が刻んであるだろ?裏には植物みたいなマークが刻んである。この微妙な削られ具合の重みや風圧の関係とかの違い……これも微妙に表と裏が出る『確率』とやらに関係してきてるはずなんだ。もしかしたら裏側の方が少し重くなってるかも知れないし。そしたら裏が出る方が微妙に濃いだろうさ」
「まぁ、そう言われてみればな…」
「だろ?さらには自然環境…まわりの風とか、コインが転がる所の地形とか。あと、コインを投げる人間の力の入れ具合だとか。そういう事も関係すんだろ」
「……だから、一概には50パーセント・50パーセントと言えないと?」
「そういう事。もっとも〜っと言ってしまえば、俺が絶対に表しか出さない技を身に付けていたとしたら?確実に100パーセント表しか出さない技を持ってたとしたら?」
「それ、イカサマじゃん」
「だから、お前ぇなぁ〜。俺が言いたいのは、そういう事までも『確率』には大きく関係してくるはずだっていう事なんだよ。そこまで考えて…あるいはもっともっと考えて『確率』を出す必要があるんじゃねぇか?って事さ。簡単に50パーセントずつだなんて出せないはずだ。とね」
「う〜ん…。何だか難しいな…」
「う〜ん……」
「そうだよ。難しいんだよ。『確率」って、きっと」
「そこまで考えた事ないもんなぁ、今まで」
「ああ。表と裏なんて絶対50パーセントずつだと思ってたもん。つーか、数学でそういうふうにやって来てたもん。ふつーに」
「ふっふっふ。甘いんだよ。お前らは」
「うぅぅ〜〜ん……だけどさー…」
「うん?何よ?」
「だけどさ、天気予報の降水確率ってのがあるじゃん?あの確率ってどうやって出してんだろうなぁ」
「う〜ん…、たぶん過去の天気のデータとか分析してんじゃねぇのかな。こういう雲の流れならこんな天気でした。風がこう来た時はこんなでした。みたいなさ」
「気象衛生とかから送られて来る映像とかと、それに加えてさらにすげぇ莫大なデータをもとに分析して予報出してるんじゃねぇの。詳しくは知らねぇけどさ」
「ふ〜ん…。でもさ〜でもさ〜、今日の天気と全く同じ気象条件が揃った事なんて、過去にはあり得ないよね?絶対に。一度も。…宇宙規模で見ても、地球の位置とかたぶん微妙にズレてるんだろうし…。今日の気象条件と寸分違わないで全く同じ条件なんて、今までにあり得なかったわけじゃない?」
「そりゃそうさ。そんなのあり得ない。無理がある」
「ああ。当たり前だな」
「じゃぁ、どうやって降水確率とか出してんのさ?しかも100パーセントなんて言い切っちまってる時なんてさ。そこまで言い切れるほどの根拠がどこにあるんだよ?って事になんねぇ?どこから出て来た『確率」なんだよ?って事にさぁ…」
「……確かにな…」
「うぅ〜ん…」
「結局の所、『確率』なんて何も信用出来ないような気がしてきたよなぁ…」
「もっと言えば、この話にちゃんと結論が出る『確率』は何パーセントか?なんて聞かれたとしたら、どんな数学者だって答え出せないと思うぜ。俺ら3人の知識とか思考回路とか時間の余裕とかボキャブラリーの量とか……それこそ永遠に続くようなデータが必要だもんな」
「まぁな。それさえも全てを揚げられないよね、確実に」
「……『確率』って一体何なんだろうな……」
「うむぅ……」
「うむぅ……」

2002.10.17.

あれやこれやしたいけど、あれもこれもできやしない。

見たい。聞きたい。言いたい。寝たい。食べたい。遊びたい。やりたい。行きたい。学びたい。伸びたい。嗅ぎたい。したい。されたい。走りたい。歩きたい。飛びたい。起きたい。座りたい。立ちたい。読みたい。歌いたい。踊りたい。待ちたい。感じたい。憧れたい。触りたい。乗りたい。抱きたい。降りたい。取りたい。書きたい。飲みたい。吸いたい。掴みたい。押したい。鳴らしたい。刺したい。叫びたい。生きたい。死にたい。怒りたい。笑いたい。楽しみたい。

………。

いやね。厄介な事に、人間にはたくさんの『欲求』というものがあるようで。
「あぁ〜。まいったなぁ〜。どうしようかな〜」と言いながら、人はみんな悩んでいる。

あ。そうか。
それが『理性』というやつか。

2002.10.16.

変な所で安心感漂う。

「二酸化炭素を吐き出して〜♪あのコは呼吸をしているよ〜♪」

『たま』っていうグループの「さよなら人類」って曲の1フレーズなんだけど。
ココを聞くと何だか落ち着く。安心感。ほのぼの。「そ〜だよねぇ〜」って感じ。

きっと変だと思います。私。
知ってますとも。変なのは。再確認。

2002.10.14.

もう1年以上も前から書こうとしてるんだけど。

ずっと前から書こうとしてる長いやつ。
連続モノ的な文章なんだけど主人公は1人ではなく、ストーリー中に出てくる登場人物それぞれのエピソードを何個か書き、最後には一つのストーリーに仕上がるような感じでやりたいのだけど。(映画『パルプ・フィクション』みたいな感じかなぁ。イメージとしては)
しかしながら。
いまだに1人分のストーリーも出来ていないって感じ。頭の中の構想を文章にするってのはなかなか難しく、手間もかかるので面倒臭がりの私にはいつまでたっても完成出来ない企画かもしれない…。

とりあえず「ラッティ・ベルグ」(仮名)という少年のストーリー冒頭部分を置いてみる。
ストーリー上の時代・世界背景の説明はなしで。


「ラッティっ!もう授業始まってるよ…!」
肩をつっ突かれるのを感じて、ハッとした。
…しまった!いつの間にか眠り込んじまってた。昼休みの間にズラかろうと思ってたのに。
前を見るとティーチャー=ザゥワーがモニタに何か書いてるのが見えた。
すでに5時限目が始まっちまってるみてぇだ……。
「ラッティ、起きなよ。ほら、また怒られるよ」
俺を起こしたのは隣の席のリリィだ。
俺が寝てるといつも起こしてやがる。おせっかいな奴。
「ほら。テキストモニタ開かなきゃ」
……うるさい。
クラスの一番後ろの一番窓際のこの席。そんな簡単にティーチャーの目が届くはずがねぇ。
その為にこの席にしたんだ。(というか無理矢理この席を奪ったんだ)
「つーかよぉ〜、俺、帰るからよぉ〜」
起きたばかりで自分の声が少し低く感じる。
「またぁ〜〜?」
「ん〜〜…、今夜あれだ、ライヴがあるからよ。ちょっと練習しときてぇのよ」
「練習ぅ〜〜?いつも練習なんてしてないじゃん」
……だから、うるさいっての。俺は練習しなくてもいっつもバッチリなの。
とにかくこの授業は受けたくねぇ。ティーチャー=ザゥワーの授業は「愛」だの「夢」だの「希望」だのとウザいからイヤだ。ま、他の授業だとしてもどっちみち帰ってたけど。
「まぁ〜とにかく行くわ。お前も来んだろ?今夜」
「うん…。そりゃ行くけど」
リリィが答えるのを待たず、俺は静かに教室の一番後ろの窓から飛び下りた。
ここが一階でホントにラッキーだったと思う。
中を覗くと、まだティーチャーはメインモニタに何か書いていた。
俺が外に出たのはバレてねぇみたいだ。
クラスの奴らはみんな一斉にティーチャーが書いているそれを自分のモニタノートに書き写していた。
リリィと目が合うと「しっしっ」と野良犬を手で追い払うかのような仕草をした。
……クソうぜぇ。
そう思ったけど、リリィはいつも俺が授業を抜け出す時は黙って協力してくれるしチクりもしない。ティーチャーに聞かれても知らない間に俺が抜け出してたというフリをしてくれるから感謝してる。
『じゃぁ、また後でな』
声は出さずに口の動きだけで伝えて見せた。
俺はスクールの建物沿いに体勢を低くして、他のクラスのティーチャーにもバレないように気を付けながら足早にスクールの外へ出た。


(中略)


扉を開けて、俺は店に入った。
「何だ、お前か」
マスター・ギルがグラスを布巾で拭いながら店に入って来た俺を見た。
『いらっしゃいませ』の言葉もなしに客に対して『何だ、お前か』はねぇだろ。
そう言えばコノ人が「いらっしゃいませ」と言っているのを俺は一度も聞いた事がねぇ。
こんなので客商売が出来てるって言うのかな…。
「ちわっス〜。……アレ?まだ誰も来てない?」
「来てねぇよ」
「ふ〜ん……。ディーノさんも来てない?」
「来てねぇよ」
……。それしか言えねぇのかよ、この無愛想マスターが。


(中略)


「さっき、ステーション前で人が血だらけで倒れてたみたいで。人だかり出来てたんスけど何か事故か事件かあったんスかね」
「さぁな。さっき、店の前を『ボーン・フィッシュ兵』が何人か急いで走ってったのは見たけどな。何があったかは知らねぇ」
「最近アイツら、ここらへんウロチョロしてますよねぇ。あのお魚野郎共……」
「おい。その呼び方はあんまり外では使わねぇ方がいい。奴ら容赦なく攻撃してくるからな」
ボーン・フィッシュ兵達は一様に左手の甲の部分に魚の骨の「刺青」をしている。いわば奴らの紋章みたいなトレードマークみたいな、そんなもんらしい。だから俺達はいつも奴らの事を陰で「お魚野郎」と呼んでいた。もちろんそんな事を本人達に言えば、手持ちの『ヌンチャク』とかいう武器で殴りかかって来るだろうけど。
「例の…『聖戦』の事と何か関係あるんスかねぇ?」
「どうだかな。そんな事は俺達一般市民には関係ない事だ…!」
「ま。確かに」
マスターは拭っていたグラスをカウンター正面の奥の棚に並べ、俺のオムスパを作る準備に取りかかった。
マスターの『俺達一般市民には関係ない事だ』っていう言葉が、少し強い口調だったのが気になった。でもすぐに、さっきマスターがグラスを拭うのに使っていた汚い布巾が俺のオムスパを盛る皿を拭くために使われるんじゃないかと、そっちの方がかなり気になった。
「そんな事よりお前、今日スクールはどうした?サボりか?」
昼休みに腹が痛くなったから早退してきた。と適当にごまかしたけど、マスターは気付いてるみたいだった。
いつもの事か。とでも言いたそうな顔だったけど何も言わなかった。


『リリィ』(仮名)とか『マスター・ギル』(仮名)とか『ディーノ』(仮名)とかもっと他にもいろいろ出てくる予定なんだけど。
それらの人物のストーリーを同時に書いていきたいと思いつつ全然進まない。(と、言うか全然手をつけてない…)
完成しないと思うから(諦めモード)、一応これだけでも載せてみました。
冒頭部分と言いつつもかなり長かったので(中略)を入れたけど、それでも長くてすみません。

2002.10.12.

微妙に世代と好みが分かるような感じがする質問。

アニメ登場人物で「レイ」と言えば…?

(1) ガンダムのパイロット、アムロ。
(2) エヴァンゲリオンの綾波。
(3) 南斗水鳥拳伝承者。
(4) 奇面組リーダーの一堂くん。

ちなみに私は。
最初に思い付いたのが(1)。それとほとんど同時に出てきたのが(3)。
他にいるかなぁ……。と、しばらく考えてやっと出て来たのが(4)。
(2)は名前くらいは知ってるけど、ほとんど知りませんでした。

2002.10.09.

『UFJ』と『USJ』

まずはじめに言っておきます。
『UFJ』は銀行。
『USJ』はテーマパークです。

「俺さぁ、明日彼女とUFJ行くぜ。いいだろぉ〜」
「ふ〜ん。で、どこの?」
「どこの?って、決まってるだろ。大阪の」
「大阪!?なんでまたそんな遠くまで…?」
「『なんでまた』って、大阪にしかねぇだろ。UFJは」
「は???」
「どーすっかなぁ〜♪一日で全部回れるかな〜♪」
「いや…、そりゃ回れるだろ…」
「なんでよ?けっこう広いらしいぜ?」
「ん?んん〜…。まぁ、広いっちゃ広いかもな。大都市のだし…」
「絶叫したらどーしよう…彼女の前だしカッコ悪いよな、やっぱり」
「絶叫って……そりゃ彼女の前じゃなくても人間として恥ずかしいと思うぜ…あの空間じゃぁな…。いや、むしろ怒られるんじゃないかな……『静かにして下さい』って…」
「でも長蛇の列を並ぶのが面倒だよなぁ」
「ああ…。まぁ、それは確かに……」
「最初にどこに並ぼうかなぁ♪」
「まぁ、たいてい番号が書いてあるから。受付に」
「何に乗るか考えておかねーとな。あっち行ってドギマギしたくねぇし」
「えっ?乗るのっ?何に乗るのよ?っつーか、むしろ乗るモノなんてあるかっ!?」
「いっぱいあるじゃん。いろんなマシーンがよ!」
「ん、まぁ…いろんなマシーンはあるけどさ……、マジで乗るの!?」
「写真もいっぱい撮って来るぜ。あ、ビデオカメラも持っていこうかなぁ〜!」
「むしろ防犯カメラで常に撮影されてる立場だと思うけどね……」
「テンション上がっちまうぜ、きっとよぉ」
「そ、そうか…?けっこうテンション低く持っていった方がいいと思うけど…。怪しまれて捕まるかもしんないから…」
「お前にもおみやげ買ってきてやるよ。何がいい?」
「おみやげ…?いや、いいや……。封筒とかパンフレットとかもらってもなぁ…」
「封筒?そんなショボいもんは買わねぇよ。あ、そうだ。今のうちに貯金を引き出しとかなくっちゃなぁ。向こう行って金足らなくなったら最悪だし」
「で、どこで引き出すの?」
「UFJ」
「ふ〜ん。で、どこの?」
「どこの?って、決まってるだろ。すぐそこ。駅前の。一番近ぇだろ、あそこが」
「ふ〜ん。あっそ」

もう一度言っておきます。
『UFJ』は銀行。
『USJ』はテーマパークです。

2002.10.07.

結局答えの出ない、どーでもいい議論。

「やっぱり月・水・金が同じだろ。んで、火・木・土。日は別格として」
「いや、俺は月・水が同じで火・木・金。そんでもって土・日は同じ気がする」
「うむぅ……」
「うむぅ……」
「ん?どーした?お前らさっきから考え込んじまって。何の話してんだよ?」
「あぁ、いやね。1週間をグループ分けするとさ、何曜日と何曜日に分けられるかって話してたんだよ」
「何だよ、それ。そりゃーお前ぇ、平日と土曜日・日曜日に分けるに決まってるだろうが」
「いや、そこが違うんだよ。平日の中でも月曜日と金曜日は何となーく違う気しねぇ?」
「ん〜…、まぁ、言われてみればそうかもな…。月曜日と金曜日は気分的にもテンション的にも違うな…」
「だろ?金曜日は次の日が土曜日だからウキウキ気分だろうし、月曜日はそれこそ朝からブルーなわけよ」
「だから月曜日と金曜日は違うグループに入るわけ」
「あ。でも俺、小学校の時に月・金が塾へ行く日だったんだよね。その印象がまだ残っててさ、月・金は同じような気もする」
「へぇ〜。そういう考え方もありか」
「そんな事言ったら、俺だってそうだぞ。月・水・金がそろばんの日だったし」
「難しいな…」
「うん…。ちょっと俺達だけじゃ解決できない問題だよ…」
「ちょっと他の人にも聞いてみるか」
「うん…。そうだな…」
「ちょっと、そこの奥さーーん。少し聞きたい事があるんですがーー」

………。

「どうだった?あのおばちゃん、何て言ってた?」
「なんか木曜日は燃えないゴミの日だから別格だね…とか何とか言ってた」
「……それはまた新たな分け方だな…」
「月・火・水・木・金・土・日……。一体どうやって分けるのが正解なんだろうな」
「おい。ちょっと待てよ。お前さ、今、『月・火・水……』って言ったか…?」
「え?うん。言ったよ。『月・火・水・木・金・土・日』」
「それ違ぇーだろ。1週間の始まりは日曜日だろーが。『日・月・火・水・木・金・土』!」
「何?そうなの?」
「そーだろー。カレンダーだって日曜日が一番左来てるじゃねぇか」
「いや、うちのカレンダーは月曜日が一番左だよ」
「マジでっ!?それ正しくねぇって、絶対!」
「だけどよー。『週末』って言うじゃん?アレって『土・日』の事だよなぁ」
「そうそう。『週末』なんだから日曜日はやっぱり1週間の一番最後だ」
「違ぇーって!絶対違ぇーって!1週間の始まりは日曜日だっての!」
「……今、思ったんだけどさぁ。最近、TVの深夜番組でも『25時15分からスタート!』とか言ってるよね。あれも変だよ。だって1日は24時間なんだろ」
「確かに…。24時までしか存在しねぇはずだな。25時なんてありえねぇ時刻だ…」
「……これもまた新たなる疑問だな…」
「うむぅ……」
「うむぅ……」

2002.10.06.

女性専用車両ってどーよ?

昨日の事になるのですがね。
とある資格の講習を受けるために地下鉄に乗る機会があったんですよね。久しぶりに。しかも朝のラッシュ時に。

最近、名古屋の地下鉄ではその時間帯に「女性専用車両」というのを(一時試験的にかな?)設けているらしいんです。電車全体がコカ・コーラの宣伝用にペイントされた地下鉄を見た時もビックリしたけど、この「女性専用車両」にも少々驚きましたね。

幸か不幸か私が乗り込んだ車両はその「女性専用車両」の隣の車両だったわけです。まぁ言わずと知れてギュウギュウ詰めの車両ですわな。
それに比べて隣の「女性専用車両」は、立ってる客はいるものの不快なほど満員でもないのですな。
ま、それはいいんです。痴漢やら何やらから弱い女性を守るための「女性専用車両」なんですから。気楽に乗って頂ければね。(たとえこっちの車両が窒息しそうなほどの鮨詰め状態であろうともね)
いや、私が言いたいのはその車両に乗っている女性の方々の態度ですわ。ん〜…これ言うと偏見とか失礼な言い方になると思うんだけど…ま、いいや。言います。

「女性専用車両」
乗り込んでいるのは、絶対に痴漢にあわないような強い(見た目がね)女性方がほとんど。

しかも厄介な事にその女性方は女性しか乗っていない事をいい事に、大股をおっぴろげて座ってるわ化粧しまくってるわで……私は日本男児として、もう見れたもんじゃありませんでした。
うわぁぃ。あっちの車両、すごいニオイしそうだー。
(私の隣のサラリーマンもある意味すごいニオイだがね…)という感じです。

「女性専用車両」っつっても完全に目隠しされてるわけじゃないので、隣の車両からは丸見えだし電車が駅に入る時にはホームで待っている客からも丸見えなわけですよ。
それなのに「女性専用」ってだけで我がモノ顔して横柄に乗ってらっしゃる。

まぁ、車両に乗ってる全員の女性がそうじゃないわけですよ。
中には本当に痴漢の被害に遭われた事がある方や、そういう事から少しでも遠ざかりたいと思って乗っている人もいるとは思うんですがね。しかし、あまりに強烈な態度で乗り込んでいる女性が目立つわけです。
逆に言えば、そういう強烈な同性と一緒に乗り込むのがイヤで、一般の車両に仕方なく乗っている気の弱い女性もたくさんみえると思うんですよ、私はね。実際、私と同じ車両に乗ってギュウギュウにされている女性(見た目は弱そう)も何人かいましたし。

「女性専用車両」っていう特別な車両を設けてまで女性を守ろうとしているのだから、そのへんの事を理解してもらって乗り込んで頂く分にはいっこうに構わないとは思うのです。
本来の目的をちゃんと理解して頂いてる女性の方にだけ是非乗ってもらいたい「女性専用車両」なわけです。そうでなければ「女性専用」にした車両の意味がなくなってしまうわけですから。

それにしてもあの「女性専用車両」の中。
女性ばっかりの世界。無言の世界。
お互いの心の中ではこんなやり取りが繰り広げられているに違いありません。

『何…!あの女っ!ふんっ、アンタなんか痴漢も寄り付きゃしないわよってんだ』
『あの女、こっち見てやがるな!はっ!太っとい足しやがってよぉ〜』
『おい、こら、てめー。そんなに足ひろげちゃぁ私の席が狭いじゃぁないのよぉ〜!』
『化粧なんかしてもアンタみたいなブサイク、何も変わらねぇっての!アハハ!』
『お前なんて隣の車両で押しつぶされてりゃいいのよっ!』

………。
………怖っ!(←いや、それ勝手な想像)

やはり「女性専用車両」には、本当に弱い女性が乗るべきなのであります。『私は女性』っていう事だけで本当の目的も理解せず乗り込むような女性は、本当は乗るべきではないと思うのですよ。あくまで私の個人的な意見として、ですがね。

2002.10.05.

面倒臭がりのアナタに100の質問。

(1)『43+57=……?』答えをどうぞ。

   100。

(2)最後に一言どうぞ。

   100の質問ってはじめて答えてみたんですが、
   これって答えるの、なかなか疲れますね〜。楽しいですけど。
   しかしこれ、全部読んでくれた人っているんでしょうかねぇ〜。

たぶん、けっこういます。
2問って…。

2002.10.03.

己の力量を知れ。

チャラララッタッタタ〜ン♪

タケシはレベルが上がった。
ちからが1上がった。
かしこさが1上がった。
すばやさが2上がった。
タケシは新しい呪文を覚えた。

「おお!タケシ!もう新しい呪文覚えたのかっ!?」
「ん?ああ。そうみたい」
「だってまだお前、今のでレベル2になったばっかりだろ。何?どんな呪文なんだよ?」
「ん〜…、何か『ベギラゴン』?とかいう呪文。フミヒロ知ってる?」
「マジかよっ!?お前ぇ〜!ベギラゴンっつったらすげぇ呪文だぞ、オイ!」
「へぇ〜。そうなの。フミヒロはやっぱり物知りだねぇ。」
「『やっぱり者知りだねぇ』じゃねぇよ!お前のその呪文があれば、俺達、こんな低いレベルでもすげぇ強いモンスター倒せるぜ!頼むぞ、タケシ!」
「うん、分かった。じゃぁ今度強いモンスター現れたら、この呪文でぶっ倒してみるよ」
「いつになく心強いじゃねぇ〜か〜。魔法使いタケシよぉ〜」
「えへへ。たまにはね。勇者フミヒロの名を汚しちゃダメだもんねぇ」

……………

ドギャーンドギャーンドギャーン!
ドラゴンが現れた。

「おっ!ついに現れたぞ!タケシっ!今の俺達のレベルじゃかないそうにないモンスターだが!…へへへっ。行けっ!タケシっ!ベギラゴン喰らわしてやれぃっ!」
「うん!いくよ!ん〜〜〜〜〜……ベーギーラーゴォォォーーーーンっ!!」

MPが足りない!

「え…?」
「今、何と?」

ドラゴンは炎を吐いた。
ボギャワーーーーッ!!
ズビシッ!ズビシッ!ズビシッ!ズビシッ!

………。
………。
フミヒロ達は全滅した……。

教訓:自分の力量を知り、それに合う所から順に学んでゆきなさい。

2002.10.02.

小市民的贅沢心地。

お風呂のお湯を入れ過ぎた時、「やっべぇ〜、入れ過ぎた〜、もったいねぇ〜」って思うわけさ。小市民ならば誰もがね。
お風呂のお湯なんてのは浴槽の2分の1くらい入ってれば、全然OKなわけだからさ。
人間が入れば水カサ(お湯だけど)が増すわけじゃん?
な、そうだろ。

だけどオイラが言いたいのは、お風呂のお湯を入れ過ぎた後に入るお風呂の事さ。
浴槽の中に目一杯に入ってるお湯をさ、ザバァァァァァ〜〜ってさ、溢れさせながら入るお風呂ってさ、「やっべぇ〜、お湯もったいねぇ〜」って思うのと同時にさ………

何となくゴージャスな気がするわけさ。
ちょっとした贅沢気分を味わってるはずなのさ。その時は。
小市民ならば誰もがね。
溢れたお湯がさ、洗い場に置いてある石鹸を乗せてるケースなんかを浮かせてフワフワ運んでる時なんかは、けっこう快感だったりするわけさ。
な、そうだろ。

え?何?もう10月だね?
…って、オイラの話聞いてた?今!?

2002.10.01.

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