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共存。

音があり、唄があり、声があった。

香りと共に風が吹き、雲が流れ、雨が降り。
川のせせらぎに心癒され、太陽の光を知る。

温もりが包み込み、笑いがあり、家族があり。
仲間達に囲まれ、時に出会い別れ、涙した。

文字があり、絵があり、心踊り。
花が咲き、色があり、葉が落ちる。

見上げてごらん。

ああ。まだまだ小さいよ。

あの空から見えるのだろうか。
僕と言う存在なんて。

米粒ほどもありゃしねぇ。

2003.02.28.

マイケル・ジャクソンの真実?の続き。

あ、あと。
マイケルも夜寝る時に、面白いギャクが思い付いたりして「よ〜し。明日はこのギャグでみんなを笑わせてやろう!」などと想像しながら1人でニヤついたりするのだろうか。
1日風呂に入らなかった次の日の朝、自分の頭を掻きむしった指の匂いを嗅いだりするのだろうか。

そう言えばペットのチンパンジーはどこへ行ったんだろう。

ムーンウォークしながら「ぷっぷっぷっぷっ…」と小刻みに屁をかましてくれるような気さくな人だったら、貧富の差を超えて何となく仲良くなれそうな気がするなぁ。

「おっす、マイケール」
「やぁ、カイセーイ」

ありえん。

2003.02.26.

マイケル・ジャクソンの真実?

昨日みたTVのドキュメンタリー番組。

整形はしてるのか?子供の母親は誰なのか?性的虐待は本当か?などなど。
そんな事はどーでもいいんだよ。いや。どーでもいいって事はないな。そのいくつかの疑惑が真実だったらちょっとショッキングな所もある事だからね。
でも、全然解明してなかったじゃん。むしろ、疑惑がさらに深まっただけ。
まぁ、やっぱり世界のスーパースターにはいくらかの謎が付き物だっていう事なのかな。

つーか、むしろ。
私が期待していた「マイケルの真実」ってのは、そんな疑惑を解明する事じゃないわけさ。
すごい買い物の仕方だったりさぁ、リムジンがすげーの家がでけーの遊園地が敷地内にあるのなんていうのは、ある程度予想出来る事なんだよねぇ。「マイケルはすげぇ金持ち」って事は誰でも知ってるのだから。

私が知りたかった「マイケル・ジャクソンの真実」ってのはそうじゃないのさ。

例えば。
マイケルも靴下を脱いだ後に匂いを嗅いだりするのか?とかさ。
朝、洗顔をする時に小指が鼻の穴に入って鼻血を出す事もあるのか?とかさ。
ハナクソをほじったりするのか?とか。
屁をこくのか?とか。その音はこんなもんデカかった。とか。
毎朝、快便なのか?便秘や下痢になる事もあるのか?とか。
パジャマが普通のジャージ(アディダス)だったとか。
下ネタを言ったりするのか?そういうジョークに笑うのか?とか。
足が臭い。とか。
指の関節をボキボキ鳴らす癖がある。とか。
泥酔して、寝ゲロを吐いた事がある。とか。

そういう一般人的な事を解明してくれるのが本当の「マイケル・ジャクソンの真実」だとして期待してたのにさー。
ちっ。つまらーん。ある意味裏切られた気分だなぁ。(勝手な思い込み)

しかし、昨日のTVをみていて思ったのは。
マイケル・ジャクソンっていろんな意味で可哀相な人なんだな。(スーパースター・マイケル自身も私ごとき小者にそんな事言われたかねーだろうけど)って事と、なぜかあの記者にはちぃ〜とばかりムカつきを覚えたって事ですな。

2003.02.25.

続・3年D組 〜佐藤君の悲劇は続く〜

(前作はここらへんクリック →

♪キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン…♪

「お?もうこんな時間かー。おーし。じゃぁとりあえず今日のホームルームは以上。あと、みんなの方から何かあるかー?」

「先生ー」

「おう。どうした、加藤(英子)」

「最近、帰りの掃除当番をサボってる男子が何人かいまーす」

「おー。それはいかんなー。誰だ?サボってるのはー?」

「鈴木清志君と鈴木大介君と鈴木孝太郎君と鈴木康隆君と鈴木大吾君と……あと、佐藤君です」

「お前らー。サボっちゃダメだろ、おい。え〜…鈴木達と……なぁ、佐藤。自分でもダメだと思ってるんだろ?佐藤」

「え、あ、僕…。あ、はい……すみません……」

のちに佐藤くんは卒業文集の中でこうも書いている。

「『佐藤』という苗字がこんなにもクラスの中で目立つ苗字だったなんて!このクラスになって初めてだ!!このクラスじゃ、どーしても僕の氏名は浮き出てしまう!!」

〜 3年D組 クラス名簿 〜
1. 伊藤 愛 21. 加藤 健作
2. 伊藤 晃良 22. 加藤 謙太郎
3. 伊藤 敦  23. 加東 美代
4. 伊藤 公子 24. 加藤 義政
5. 伊東 さちえ 25. 佐藤 俊一  
6. 伊藤 武則 26. 鈴木 相子
7. 伊藤 辰彦 27. 鈴木 あき
8. 井藤 珠恵 28. 鈴木 清志
9. 伊東 奈津代 29. 鈴木 健介
10. 伊藤 寛子 30. 鈴木 孝太郎
11. 伊藤 広之 31. 鈴木 沙貴
12. 伊東 由則 32. 鈴木 静子
13. 伊東 八重 33. 鈴木 聖子
14. 加藤 亜由美 34. 鈴木 大吾
15. 加東 明正 35. 鈴木 大介
16. 加東 勇 36. 鈴木 奈実
17. 加藤 英子 37. 鈴木 舞
18. 嘉藤 栄作 38. 鈴木 真由子
19. 加藤 治 39. 鈴木 美代子
20. 加藤 啓子 40. 鈴木 康隆

2003.02.23.

『ガンダム・歌のベスト10!』

『……♪立てよ〜国民〜♪叫べ〜!そうだ!ジーク・ジオン!…♪』
(ジーク・ジオン!)♪♪チャチャチャラッタ〜〜〜ドン♪

ワーワーワー。
パチパチパチパチパチパチパチ〜……。

「ありがとうございました〜。歌って頂きました、今週第2位にランクイン、ギレン・ザビ総帥で『我が演説人生』でした」
「久留米さん。とっても素敵な歌でしたわよね。素晴らしいわよ、ホントに」
「黒白柳さん。いよいよ次は今週第1位の発表ですよ〜」
「ホントに楽しみでございますわよね。先週1位だったマチルダさんがすでに3位で登場してますからね。今週の1位は一体どなたなんでしょ。ホント楽しみね!」
「その通りですね〜。が、今週第1位発表のその前に……、今週ベスト10入りを果たされました皆様をもう1度ご紹介させて頂こうかと思います」
「うんうん。そうね。そうね」

第10位……『コクピットだけ狙えます』 アムロ・レイ曹長。
第9位………『ザクとは違う度100%!』 ランバ・ラル大尉。
第8位………『拝啓、壷は届きましたか テキサスより』 マ・クベ大佐。
第7位………『ほんと好きだったよ、坊や…』 クラウレ・ハモン。
第6位………『踏み台にしないでくれよ』 黒い三連星トリオ。
第5位………『生まれの不幸を呪うがいいさ』 シャア・アズナブル大佐。
第4位………『島は俺が守る』 ククルス・ドアン。
第3位………『ショムニの声と言わないで』 マチルダ・アジャン中尉。
第2位………『我が演説人生』 ギレン・ザビ総帥。

第1位………??????? ????

「シャアさん。あの方はとても二枚目でいらして、しかも紳士的な方だな、という印象を受けましたわよ」
「確かに。そして若いアムロ君には是非、来週は頑張って欲しい、というのがありますね。それではいよいよ、今週第1位の発表です!」
「なんと今回初登場でいきなりの第1位!」
「新兵ジーンさん!『まさかもぎ取られるとは!』です!ジーンさん、こちらへどーぞ!」

パチパチパチパチパチパチパチ〜……。
(誰?)(誰だ?ジーンって?)(さぁ…?誰だろ…)

「どーですか。ジーンさん。初登場でいきなり第1位ですよ。今のお気持ちは?」
「いやぁ…。信じられませんよ…。サイド7ではじめて連邦の白いモビルスーツの威力を味わった時と同じくらい緊張してます…」
「デニム曹長から何かメッセージはもらったんでございますか?」
「人類初のモビルスーツ戦で犠牲になったお前なのだから、胸を張って行って来いよ、と……」

(あぁ〜)(あぁ〜)(あぁ〜)(あいつかー)

「それでは歌って頂きましょう!」
「今週第1位!初登場!新兵ジーンさんで、『まさかもぎ取られるとは!』です!どうぞ!」

パチパチパチパチパチパチパチ〜……。

デンデケデケデケ♪デンデケデケデケ♪
『そこは持たないで〜♪引っぱらないで〜♪もぎ取らないで〜♪…爆発しちゃうから〜♪………』

(………)(………)(………)

『出世を急いで爆発っ!♪爆発っ!♪白いモビルスーツにもぎ取られた〜♪…』

(………)(……絶対こいつってさ…)(うん…。一発屋だろうな…)

『も〜ぎ〜〜取〜〜ら〜〜れ〜〜た〜〜〜♪♪…』

(まぁ…あの時も一発で仕留められたからねぇ…)

『もぎもぎもぎもぎ〜♪も〜ぎ〜取〜ら〜れ〜〜た〜〜〜♪♪……』

(………)(………)(………)

2003.02.21.

どんな展開なんだか。

「どーした?そんな顔して」
「いや…、昨日さ…。母ちゃんに衝撃的な事実を聞かされちまって…」
「ん…?何だよ、言ってみ?」
「なんか……俺には生き別れた双児の弟がいるんだって…」
「えっ…!ま、マジかよ…!」
「あぁ…、どうやら本当らしいんだ…」
「そ、それは衝撃的だな…」
「……こんな事話せるのも、友達のお前だけだよ…」
「あ、ああ…。『友達』の俺……に、何でも話してくれればいいさ!これからも!」
「うん……。そう言えば昔から俺とお前って、人からよく『兄弟みたいによく似てる』って言われるよな」
「そりゃそうさ……。だって俺はお前の本当のおと……(ハッ…!)」
「ん!?今、『おと』って言ったか?言ったよな!?『俺はお前の本当のおと』…って言ったよな!?しかもハッ…!としたな、おい!『おと』…何だよ!?『おと』の後は何て言おうとしたんだよ!?なぁ、オイ!『おと』何なんだよっ!」
「俺は……お前の……本当の……おと…おと、おと……」
「まさか、本当の、おと、おと、おと………(ごくり…)」
「俺はお前の本当の……おと、おと…、おと………、お友達だからな!」
「…知ってるよ」

2003.02.19.

3年D組。

♪キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン…♪

「起立…礼〜……着席」

「おーし。じゃぁとりあえず出席とるぞー。名前を呼ばれた者は返事をして手を挙げるようにー。では〜……イトウ〜」

「はーい」「はい」「はぁ〜い」「はーい」「うぃ〜」「はい〜」「ほ〜ぃ」「へーい」「はぁーい」「はいー」「はい」「はぁーい」「はいー」

「えーと……2…4…6…8…10………13、っと。では次〜。カトウ〜」

「はい」「は〜い」「うぃ〜」「はい〜」「ほ〜ぃ」「はいー」「はぁ〜い」「はいは〜い」「はぁーい」「はいー」「はい〜」

「2…4…6…8………11。うし。次、スズキ〜」

「はぁ〜い」「はい」「うぃ〜」「はい〜」「ほ〜ぃ」「へーい」「はぁーい」「はい」「はぁーい」「はい〜」「はぁーい」「はいー」「はーい」

「2…4…6…8…10…2……13…。ん…?あれ?誰か休みかー?」

「先生ー。健介が風邪で休みですー」
「あ。あと美代子もー」

「ほい。了解ー。2名欠席…と。あとは全員いるなー」

「せ、先生……ぼ、僕もいます…」

「お?あ。すまんすまん。どーしてもお前だけ忘れてしまうなぁいつも。悪いなぁ。先生もわざとじゃないわけさ」

「………は、はい…」

「お前の所だけ少し分かりやすくしとかなきゃなぁ。色付けとくわ。蛍光ペンで」

「………」

↓ 先生が持っている3年D組のクラス名簿 ↓
〜 3年D組 クラス名簿 〜
1. 伊藤 愛 21. 加藤 健作
2. 伊藤 晃良 22. 加藤 謙太郎
3. 伊藤 敦  23. 加東 美代
4. 伊藤 公子 24. 加藤 義政
5. 伊東 さちえ 25. 佐藤 俊一  
6. 伊藤 武則 26. 鈴木 相子
7. 伊藤 辰彦 27. 鈴木 あき
8. 井藤 珠恵 28. 鈴木 清志
9. 伊東 奈津代 29. 鈴木 健介
10. 伊藤 寛子 30. 鈴木 孝太郎
11. 伊藤 広之 31. 鈴木 沙貴
12. 伊東 由則 32. 鈴木 静子
13. 伊東 八重 33. 鈴木 聖子
14. 加藤 亜由美 34. 鈴木 大吾
15. 加東 明正 35. 鈴木 大介
16. 加東 勇 36. 鈴木 奈実
17. 加藤 英子 37. 鈴木 舞
18. 嘉藤 栄作 38. 鈴木 真由子
19. 加藤 治 39. 鈴木 美代子
20. 加藤 啓子 40. 鈴木 康隆

のちに佐藤くんは卒業文集の中でこう書いている。

「中学3年間で3年生の時が一番辛かったです。なぜ僕はこのクラスに入れられたのかとずっと疑問でした。よりによって『佐藤』の僕がどうしてこのクラスに……と思いました。………隣のクラスには『サトウ』という苗字の人が17人もいるというのに!!なぜ僕だけがこのクラスにっ!?!?」

2003.02.16.

ここでいったんCM入りまーす。

「パパ〜。虎ほしい〜。ホラ見て!かわいいよぉ〜」
「あぁ〜、ダメダメ!そういうのはサファリパークに任せなさ……」

『ガルルルルル……』

  ♪テンテンテンテンテン〜…テテン〜テテン〜……ポロロロロ〜ン…♪
 
 (想像シーン)浜辺で走る。
  あははは……あはははは……は…?
  ガルルルル…ギョワォォォ!グルルルッ!!
  う、う、うわぁ〜…!ぎゃぁぁぁぁぁ〜〜〜!!

  ♪テンテテテンテテテレレン…ポロロ〜ン…♪

「………」
「パパ…。パパ〜〜!う、うわぁ〜〜〜!!」

どーする〜?
ライフル〜〜〜!?!?

2003.02.12.

もしかしたらそんな時代が。

2012年。
ついに「モーニング娘。」のメンバーが50人を突破!

2015年。
ついに「モーニング娘。」に最年少メンバー記録更新!(3歳5ヶ月)加入!

2019年。
ついに「モーニング娘。」のメンバーが100人を突破!
「モーニング孫。」デビュー。(平均年齢・6歳)

2021年。
有名国立大学の入試問題。日本史から。
モーニング娘。のメンバー数が80人を突破したのは西暦何年の何月か答えよ。

2043年。
東京都、ついに24区に!「モーニング娘。区」新たに!
条例により、男子禁制区域に指定。
「モーニング曾孫。」デビュー。(平均年齢・4歳)

2134年。
日本の首都が東京都改め、「モーニング娘。都」に。
都知事に中澤裕子氏の子孫にあたる、中澤陽子氏就任。
「モーニング曾曾孫。」デビュー。(平均年齢・1歳4ヶ月)

………
………。

あぁ良かった。
そんな時代まで生きてなくて。

2003.02.11.

建設中。

おー。
うちのこんな近くに鉄骨造の建物が。
私の家の半径80メートル以内では初ではなかろうか。
んー。鉄骨。何となく都会的な匂い。(おかしな偏見)
もう田舎とは言わせませんぜ。

しかし工事中の騒音には慣れません。

そもそも、住んでいる人間自体が田舎者なので仕方ない…。

2003.02.09.

言葉無力。

言葉が無力であるというのなら。

今まで私は何を。何のために言ってきたのでしょう。
今まで君は何を。誰のために言ってきたのでしょう。

それは私のためだったはず。
それは君のためだったはず。

言葉が無力であるというのなら。
言葉は無駄であるというのなら。
それについてはもう何も言いません……。

……うそ。

本当はね。
知ってしまっているんだ。
言葉が無力だという事を。

実はそれを心のどこかで知ったうえで。
それでも私は言葉で伝えたいんだ。
それでも君は言葉を伝えてくれるんだ。

きっとそれが言葉というものなんじゃないのかな。
そう思うんだ。

弱いけど。
やっぱり言葉は無力なんだけど。

知っておくべきだよ。
言葉が無力であるという、その言葉さえもきっと……無力なんだ。

だからこそ我々は永遠に。
必死に言葉で何かを伝えようとするんだよね。

言葉がもっと強ければ。
たった一言の簡単な言葉で。
この世界が全て平和に包まれたはずなんだ……。

2003.02.04.

イイ歳ぶっこいて。

毎週日曜日、朝の8時からなぜか「仮面ライダー」をみてます。
はい、そこー!キモいとか言わなーい!
みてしまうんだから仕方ない。

新しい仮面ライダーは「仮面ライダー555」
(『555』と書いて『ファイズ』と読むらしい)

気になる変身ポーズ。
1. まずベルトを装着。(← 手動)
2. 携帯電話(みたいなやつ)の番号、「5・5・5」と押し、「ENTER」キーみたいなのを押す。(← 手動)
3. その携帯電話をベルトにはめ込む(← 手動)
4. ベルトから全身に蛍光の赤いラインが伸びて拡がる。(← さすがに自動)
5. 変身完了。(← ハエみたい)

カッコイイのかカッコ悪いのかは微妙。見た目のイメージは「ちょっとスマートなハエ」といった感じ。
携帯電話は一応、流行りの折り畳み式。しかしカメラ付きではないらしい。
あと、敵役(に、今後なっていくであろう)の少年の方が美少年。しかも、その身の上は同情してしまうくらい可哀相。主人公よりも敵の方に感情移入してしまいます。(たかが仮面ライダーだと言って侮るべからず)

良い子のみんなー。人間が粉々になって次々と死んでいくけれど、怖がらないでねー。(映像的には、軽いトラウマになるレベル)

来週は、朝7時半からやっている「忍風戦隊ハリケンジャー」の最終回らしいです。たぶんみませんけど。
その次の週からは「爆竜戦隊アバレンジャー」が始まるらしいです。
うわーい。何度聞いてもやっぱりすごいネーミングー。

私は「仮面ライダー派」ですがね。甥っ子は「スーパー戦隊」派なんですよねぇ。

2003.02.02.

例えば例え話。

「例えばね」
「ん?」
「例えば、ここにお前がいるとする。まぁ…このタバコの箱をお前だとしよう」
「あぁ」
「それで例えばね、お前の真横に爆弾があるとする。…この100円玉、爆弾ね」
「?…あぁ…」
「で、例えばこの爆弾が突然爆発するわけさ。『ドッカーン!』…で、お前はふっ飛ばされる」
「え…」
「思いきりふっ飛ばされるわけさ。そりゃーもうお前は無事では済まされない。見るも無惨な姿でこの世を去ってしまう。それこそアッという間だよ」
「あ……う、うん…」
「まぁ、例えばの話さ。それからお前はあの世に逝ってしまうんだ。この世で悪い事ばかりしてたお前はもちろん天国なんて逝けやしない。ソッコーで地獄逝き」
「え…あ…そうなんだ…」
「地獄に逝ったお前は、地獄の鬼達にさんざん痛めつけられる。例えば針の山へ登らせられたり、血の海で溺れさせられたり。時には大きな釜の中で茹でられたりもする」
「………」
「お前はものすごくイヤな目ばかり合わされるんだよ、一生ね。…つーかもう死んでいるからそういう言い方もしないか。アハハ。永久的に地獄で苦しむわけ。例えば、俺らが想像も出来ないような酷く苦しい事やつらい事を………」
「ちょっと待て」
「?」
「何か……ひどく気分が悪くなって来たんだけど」
「何でよ?単なる例えばの話だってば。例え話」
「例えば例えばって……何の例え話だよ、こりゃ」
「え?ん〜…。まぁ例えばこの例え話にタイトルを付けるとすれば……『例えばお前の真横にあった爆弾がいきなり爆発してお前は爆死して、例えば地獄に堕ちた場合』の例え話、かな」
「そのままじゃねぇか…。いや…その例え話の意味がそもそも分かんねぇし…」
「例え話ってのはそういうもんだろーよー」
「…いや……ぜってーちげぇよ……」
「まぁいいや。で、さっきの続きね。例えばお前はそんな地獄の生活で………って、おい!どこ行くんだよ?」
「………帰る」
「何だよー。せっかくここからが一番面白い所だったのにー」

2003.02.01.

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