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天使と悪魔と人間と野良犬。

天使は言いました。
「私は悪魔になりたいのです。欲望の赴くままに生き、悩む事なく、いつまでも笑っていられる悪魔に」

悪魔は言いました。
「俺は人間になりたい。自分の存在に悩み、誰かの存在を信じ、または疑って生きている人間に」

人間は言いました。
「天使になりたい。皆を愛し、また誰からも愛され、明るい光の中で希望の唄を歌っていたい」

そんな3人の言葉を聞いていた野良犬は、車に轢かれて死にました。
その野良犬の死に天使は涙し、悪魔は嘲笑し、人間は同情しました。

しかし野良犬は神になれたのでした。

2003.10.27.

ぜんぜん更新してねぇなぁ、最近。

よし。松茸狩りにでも行こう。
そう思って家を出発。山に登った。

あれから何日が経っただろうか。そしてここは一体どこなんだろうか。
松茸はひとつも見つからない。いや、それどころか…。
今さらながら再確認。どうやら私は遭難してしまったらしい。
うん、そうなんだ。遭難だ。などというくだらないシャレを言っている場合ではない。
さて、これからどうしましょうか。

よし。これからどうしようか考えよう。
そう思って腰をおろしたすぐ横に、松茸を発見。
しかし今の私は松茸狩りではなく、これからどうしようか考えようとしているので、もう松茸などに興味はないのだった。

2003.10.22.

罠。

プルルルルルル……プルルルルルル……ピッ。
「もしもし」
「あ〜、もしもし〜小林〜?」
「あ、うん」
「例の話だけどさ〜。今週土曜日の8時に駅前のつぼ八に集合って事になったからよ〜」
「え?例の話?…って何だっけ?」
「何言ってんだよ。例の合コンの話じゃ……ん?あれ…?小林……だよな?」
「うん。小林だけど」
「小林…マサヒロ?」
「……いや。小林コウスケ」
「あ〜うわ〜あいたたた〜。ごめ〜ん。小林マサヒロの方と間違えて電話しちゃったよ〜。マジでごめ〜ん。いや、苗字がね、同じなもんだから電話番号登録の順番が並んでるじゃん?それで間違えちゃったみたい。ホント申し訳ない」
「……いや。別に」
「あ、うん、そっか、それじゃ……うん、つーか、また今度……そーだな、うん、飲みにでもいこう、うん、それじゃまた今度電話すっから、うん、それじゃ!」
ピッ。ツーツーツー……。
「………」

友人から、自分と同じ苗字の人と間違えて電話をかけられ、何かしら楽しげな宴の予定の話題を聞かされたうえ、最後には当たり障りのない言葉で電話を切られる。(しかもその楽しげな宴には誘われていないし誘われない)という罠とか。

いや、でもけっこうケータイでの間違い電話ってありますよね。
微妙〜な知り合いとかに間違い電話しちゃった時とか。あれ気まずいんスよねー。

2003.10.15.

ドラゴン坊主。

「なぁ、ちょっと聞いてくれよ」
「はい?」
「ナッパに対してのチャオズ自爆の無意味さには泣けたよなぁ」
「はぁ…まぁ」
「しかしアレだよ。ヤムチャの存在感が薄れていく速さったら無いよなぁ」
「え…えぇ」
「でもやっぱり俺はベジータの、『カカロットの息子めっ!』みたいなセリフがけっこう好きでさぁ」
「はぁ…」
「ギニュー特戦隊の中で、いまいちジースだけは何か違うだろ。って思うわけさ」
「………」
「メタリック軍曹とか忘れてるだろ?お前」
「あー、はぁ…」
「つーかいつからあんなに筋肉モリモリになったんだろうな、あのマンガは」
「えぇ…まぁそれは良いとして」
「いや、良くないだろ」
「あなた誰なんですか」

2003.10.09.

天高く、馬肥ゆる秋。

小学生の頃だったか、中学生の頃だったか。
たしか国語の授業の時に先生が言っていた言葉だというのは覚えている。

空を見上げてその言葉を思い出し、秋だなぁと感じる事が出来たので。
まだまだ余裕がある。大丈夫。やれるはず。と、思った。

2003.10.08.


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