テニスと山の仲間のHさんからの報告      2005/05/03
石徹白 願教寺山(1691m)
5月3日、今年の石徹白の山は野伏ヶ岳・芦倉山に継いでこれで三山目、願教寺山です。
  (銚子ヶ峰の隣の山です。)
事前情報どうり大杉林道は中居神社から少し入ってすぐに雪のデブリがあり、そこで車止目めでした。

大杉駐車場まで舗装の林道歩き1時間15分。雪の残りはスタートから1kmほどに数箇所のみで奥には雪は無い。しかし大きな落石がいたるところにあり、崩落しそうなところも何箇所かみかける。今後はそんなに手入れされないらしいので、大雨が降るたびに危険な林道になるかもしれない。やっと大杉駐車場着、立派なトイレがあります。右上の階段を上れば銚子ヶ峰から白山へのルート、願教寺山へは直進です。
ここからは廃林道を終点まで歩く。石徹白川本流のコンクリート橋を渡るとその先に道は無し、一つ目の渡渉だ。男性は飛び石で渡ったが女性にはむり、運良く倒木がありそれを利用して渡り終える。ここからは全て雪の上、次の渡渉点まで沢沿いに歩き、渡り易そうなポイントを探す。大小5回ほど渡渉を繰り返して、あとは雪の尾根をひたすら登る。

山頂が見えてきたころ、ササヤブがでてきた。だいぶ雪融け融けが進んでおりササヤブの直登はできず、右手の県境尾根に雪の斜面を大きくトラバースして県境稜線にでた。稜線のササヤブには薄い踏み跡があり楽に歩ける。最後に頂上直下の雪の斜面を乗り越すと、広い願教寺山頂に到着。360度の大展望、目の前の銚子ヶ峰から白山へ続く峰峰がすばらしい。

山頂には先客、各務ヶ原の山の会だとかのグループでした。写真だけ撮ってすぐに県境稜線まで戻り、そこでビールと昼食タイム。30分ほどのんびり山の展望を楽しんむ。

下山は各務ヶ原のグループと前後しながら、登りと違う雪尾根を一気に下る。赤布を残しておいた渡渉点にたどりつくとびっくり、昼の雪融けが進み水量が増している。朝、楽に渡れた渡渉点もしんどい。数箇所なんとか渡り終え、最後の第一渡渉点も無地渡り終えるとほっとしたね。

廃林道をひたすら大杉駐車場へ。さらに車までの大杉林道の長かったこと、行けども行けどもまだ遠い、帰りの1時間以上の舗装道路歩きは山登りよりはるかに難行でした。

これで今年の残雪の春山は終わり。・・・・・笈ヶ岳は来年ということになりました。

★願教寺山(1691m) 2005年5月3日

往復(大杉駐車場〜願教寺山) 7時間弱

林道歩き往復(車止め〜大杉駐車場)
               ・・・・ 2時間20分