天台宗

朝倉山真禅院 公式サイト

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岐阜県不破郡垂井町宮代2006
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梵鐘(ぼんしょう)


梵  鐘(国重要文化財)

 奈良時代後期(美濃国最古の鐘)
          <東海地区最古の鐘>※1


 総高:165.0p
 鐘身:129.0p
 口径:100.7p
 厚さ:8.5〜9.5p


京都橘大学 文化財学科 五十川伸矢教授 調査(調査日:平成18年7月16日)

〔梵鐘調査結果〕
 奈良時代に奈良の地でつくられた梵鐘、かなり大きいので特種な技術集団により作製された梵鐘
  ・鋳込みあと(湯道末端部切断痕跡2箇所の位置 : 奈良時代 はじ 横にある)
  ・鋳型の継目(奈良時代 3段)
  ・撞座(しゅざ)軸に対し竜頭(りゅうず)軸が直角に交叉(撞座の面でいうと竜頭側面と平行)
  ・撞座(しゅざ)の位置(古い時代の鐘ほど撞座の位置高い 奈良時代:平均37%)
  ・袈裟襷(けさだすき)の紋様および幅の広さ(古い時代の鐘ほど幅が広い)
  ・乳(にゅう・ちち)を囲む紋様等による結果

☆奈良時代の梵鐘16口(真禅院梵鐘含む)(wikipedia)

竜 頭(※2) 乳・袈裟襷の紋様 乳を囲む紋様 撞座・袈裟襷の紋様
奈良時代の梵鐘は撞座軸に対し竜頭軸が直角に交叉(撞座の面でいうと竜頭側面と平行)

※1 東海地区最古の鐘→ 梵鐘研究家 坪井良平氏 による
(元文化庁文化財保護審議会専門委員)
※2 竜頭(りゅうず)→

竜の頭と書きますが、象(かたど)られているのは竜ではなく中国神話の生物である「蒲牢」(ほろう)です。
蒲牢(ほろう)は大きな声で吼えるのを好むといわれ、鐘が良く鳴るようにとの気持ちが込められ、梵鐘をくわえるように上部に配置されています。




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