RIGの部屋 91


 # PWM方式 6mAM100Wトランシーバー 完成 !! 

            前編  FT−726じゃない・制作動機・先に免許申請・PWMとは

 写真を見ても「えー?FT−726じゃない!写真が違う!」
    
  と突っ込まれそうですが、間違いなくPWM方式の6mAM1
  
  00Wのトランシーバーです(^^;
  
  今まで何度も自作機を作って来ましたが、何時もケースに入れ
  
  る段階で正面パネルのデザインや加工が下手で折角の機械が残
  
  念な結果に成ってしまう事がありました。そこで最近では古い
  
 メーカーの機械に自作機を組み込む事を考え付き、悪用してい
  
  ます。今回も壊れて粗大ごみに出されるばっかりだったFT−
 726を小屋から救い出して来て組み込みました。
  
  PWMの送信機は以前よりローカル局が使っていて興味はあり
  
  ましたが、100Vを直接整流してB電源に使っていると聞き
  
  昔のトランスレス受信機でビリビリと感電したのを思い出し避
  
  けて来ていました(^^;
  
  昨年のハムフェアでJA9YZさんが自作品コンテストで最優
  
  秀賞を取られ内容を雑誌に紹介されたのを拝読して、凄いと感
  
  動し作って見ようかな?と心が動かされました。  
 所が最近では、新スプリアス規格と言う悪法?が自作機の製作

 の弊害になっています。PWMは特殊な変調方式です、作る前

 に先ずは本当に免許が下りるのか?無線機の変更(追加)申請

 を行いました。

 色んな記事からJARDでは難しそうなのでTSSで書類によ

 る認定申請をすると、何となんと!1週間程で何の問題も無く
  
  無事認定されました。以前に1Wの送信機の認定に2度も変更
  
  させられ1ヵ月も掛ったのは何だったの・・・? ともかくT 
 SSは無事通過しましたが、はたして総通は如何かと心配しま

 したが此方も問題なく1週間程で免許が下りました\(^^)/
  
  免許が下りたので急いで製作に掛かりますが部品集めが大変です。
  
  何時ものサトー・秋月では集まらずデジキー・マルツやYAH
  
  OOでも集めましたがそれでも数品見つからずローカル局に頼
  
  み込んで分けて貰い何とか集まり、やっと作れそうです。
  
  PWMとはパルス幅変調の事ですが、変調と言っても無線機の

  変調とはまったく違い、電源回路やモーターの制御の技術です。 
 ファイナルに使用したFETのC2M0280120は電源等

 のスイッチング用で、性能は1.2KVの10AですがFTに
  
  関しては、低周波での使用が目的の為一切記述が有りません。

 FETの開発者からすると50MHz100Wに使おうなんて

 飛んでもない目的外使用で「何をやっているの?」と叱られそ

 うです。
  
  そんなPWMで使う部品も回路も特殊です。始めて見る回路も
  
  有り、基板を1つずつ作っては確認試験をして行きますが中々
 思うように動作しません、PWM先輩のOMさんに何度もご指

 導を仰ぎ何とか形になりました。 

 途中何度も問題が発生して、2月から作り初めてから、結果完

 成までには6ヶ月程もかかってしまいました。

 製作途中のトラブルや、四捨五入のなんちゃって100Wのお

  話は紙面の関係から次回の後編で説明します。乞うご期待!


 



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