2000年11月22日(水)晴
飯盛山(740)

登山口→天狗の森公園→崩壊地→

月の株→山頂

飯盛山山頂

天狗の森公園より飯盛山
良い天気になった。こんな日だから前々から行ってみたかった土蔵岳に挑戦しようと坂内村の取り付き口がある谷まで行った。しかし濃い藪に阻まれたのと、今一コースがはっきりしなかったことで断念した。やはりこれくらいのところになると一人ではきついのかもしれない。そのうちお仲間がいたら挑戦しようと心に決めここを後にした。だがこれだけの天気でこのまま帰るのではもったいない。適当な山がないかということで、まだ登ったことのない久瀬村にある飯盛山に登ることにした。国道303号の名倉大橋東詰にある信号をまわって揖斐高原方面へ向かうとすぐ鋭角に回り込んだ林道がある。この林道を行けるところまで登っていく。工事をしていてこれ以上先がないというところのちょっと手前、山側の保護ブロック上に登り口があった。適当に広いところに車を置き11時半歩き出す。山腹の植林を行く道はすぐ切り開かれた広場に出る。見ると「天狗の森公園」と看板が出ている。まだ切り開かれたままで荒々しいこの広場はそのうち整備され名前にふさわしくない人工的できれいな公園になるのだろうか。踏み跡は雑木林の中に続いている。しばらく行くと、右側がスパッと崩れ落ちたところに出る。崩壊はずっと下の谷まで続いている。帰りにここで石が転がっていく音がするので何かと思って見たら鹿が崖を駆け上がってくるところだった。足場のないようなところでも駆け上がってくる彼らの脚力に感心させられた。道は再び雑木林に入り、月の株があるところに出る。月の株は登りの時は分からなかったが帰りに発見。尾根筋より東に少し下がった山腹にありその枝振りはすばらしいものがある。そこからは対面にそびえる小津三山の眺めもすばらしい。道は久瀬中学の2000年記念植樹地を越え雑木林の中に続く。次第に岩が出てきて歩きづらくなる。また踏み跡も乱れていて、これといった明確なものがないので木に付けられたテープの目印を頼りに歩く。歩き始めて40分、山頂に着く。山頂は雑木林に囲まれ見晴らしはあまりきかない。南に西津汲らしきピークがあり、そこに向かってテープの目印もあるようだ。いずれ余裕があったら挑戦してみても良いかなと思いながら山頂を後にした。

崩壊地より天狗山方面

月の株より小津三山