2001年11月28日(水)晴れ
鎌ガ岳(1161)

武平峠(10:55)→鎌ガ岳山頂(11:40〜15:10)→武平峠(16:05)

登山道途中より御在所岳

雨乞岳、左奥に綿向山
 久し振りに友人Nと山歩きに行って来た。
 今回はNが鈴鹿の方に見える三角形の際立った山に登ってみたいと言うので恐らく鎌ガ岳のことだろうと見当を付け向かった。
 湯の山に近づいて「あの山だろ」と鎌ガ岳を指さすと「そうだ」との返事。確かにあの山容は目が引かれるものがあって登ってみたくなるのも分かる。
 鎌ガ岳には僕は何度か足を運んだことがあるが今回は最短距離の登山道である武平峠からの道を行くことにした。見積もりでは遅くても1時間以内には山頂に着くはずだ。ゆっくりと山頂で時間をとれる。その時間を有効に過ごすために出来合の鍋セットと酒をしこたまザックに詰め込んだ。
 10時55分、鈴鹿スカイラインの武平峠から出発。ウィークデーにも関わらず駐車場には結構車が停まっている。すでに下山してこられた方もみえた。話を聞くと上は風があって寒いとのことだ。まあ、風の来ないような所を探して宴会を開くことにしよう。
 天気は朝方曇っていたのでまた雨男のNにしてやられたかと思ったが湯の山に着く頃にはすっかり晴れてきた。本日は楽しい山歩き(宴会?)ができそうだ。
 尾根筋の道にのって進んでいくと徐々に見晴らしが良くなる。北に御在所岳がドンと鎮座しているのを始め雨乞岳やイブネなどがくっきりと見える。西の綿向山もはっきりと見えて最高の展望だ。
 徐々に岩が多くなり斜度を増してくる。Nは珍しく本日は平気な顔をして登っている。
 「むねつき八丁」と看板がでているところで「むなつき八丁だろう!」と突っ込み入れて急斜面を登っていくとぽっと山頂にでる。11時40分着。
 山頂は幾つかのグループで賑わっていた。なぜだか女性が多い。適当に山頂からの展望を楽しんだり散策したりした後、風の当たらない日溜まりを見つけて早速荷物を広げて乾杯をする。それからはもう二人は宴会モードとなり飲むは喰うはで数時間を過ごした。宴会の終盤頃には周りにいた人達もすっかり姿を消して山頂には二人だけとなっていた。
 下山後は、鈴鹿スカイライン沿いにある希望荘の展望温泉風呂に入ってきた。初めて入ったがここは眺めがすばらしく、その上いい頃合いに月が出ていてムード満点だった。まだまだ酔いの醒めきらないNは本日の山行にご満悦の様子だった。

まだかな、まだかな

お山の大将!