2月に登ったときのリベンジというわけではないが湧谷山に行って来た。 先週と同じで本当は高丸に行きたかったのだが林道が通行止め。仕方なく、上原谷から土蔵岳に登ろうと思ったがこれも上原谷までの道が通行止めになっており歩くのも面倒なのでこれもやめにした。で、広瀬に戻りさんざん悩んだあげく湧谷山に登ることにした。 湧谷山は、2月に登った後「山と渓谷」に紹介された。人の訪れることのない静かな山という印象だったが、これで訪れる人も多くなるのではないかと思った。果たして本日はどうか。 スキー場は既に営業しておらずガラガラの駐車場に車を停め7時50分出発。ゲレンデの雪は良く締まっているもののゲレンデから出たとたん腐り気味の雪に難儀する。ここのところの気温の高さが災いしているのだろう。2月に登ったときは深雪に難渋したが春の湧谷山もそう甘くはなかった。それでも、幾つかの踏み跡がありその部分は雪が締まっているのでできるだけ踏み跡をはずさないように歩く。 尾根の合流点より上は幾分雪が締まっておりワカンからアイゼンに履き替えて快調に登っていく。山頂には10時20分に着く。前回、4時間45分かかった歩行時間が今回はその約半分。改めて深雪のラッセルは時間がかかるのだと思った。 山頂は前回と違って展望がきく。春霞がかかっていて遠くは望めないが蕎麦粒山や土蔵岳など360°の眺めだ。おそらく今回がこの冬の最後の雪山になるだろうが最後にこんなに良い山歩きができて良かった。 展望を楽しみながら食事をしていると幾つかのグループが後から登ってきた。中には、岐阜100山にあと少しという方や、美濃俣丸から不動山へ登ったという方など強者もみえた。そういった方達に山の話を聞かせてもらいながら楽しい一時を過ごした。 帰りは、尻セードを交えながら下っておよそ45分で下りる。結局、本日湧谷山を訪れたのは、帰りにすれ違ったグループも含め12名だった。これが多いのか少ないのかわからないがとにかく楽しい一日だった。
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左から蕎麦粒山、コソムギ、五蛇池山(山頂より) |
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稜線上より黒津山 |
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山頂より大ダワ、土蔵岳 |
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山頂より高丸、夜叉ヶ池方面 |
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春霞の向こうの金糞岳 |
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山頂より丁子山 |
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ブナ林の急斜面を下る |
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