2002年6月2日(日)晴れ
冠山(1256.6)

冠峠(8:00)→冠平(8:45)→冠山山頂(8:55)

冠峠より冠山

ピークへの取り付き
 早朝、大垣を出発して揖斐から藤橋城の脇の道を通って旧徳山村に入る。更に県境に向かって進み目の眩むような谷を見下ろしながら曲がりくねった林道を進み冠峠に着く。
 時間が早いせいか峠付近は車を停める余裕がかなりあった。しかし、時間が経つにつれて車を停めるスペースを見つけるのに苦労するだろう事は下山後に分かった。あんなに広い峠付近に車が溢れんばかりに停めてあったのだ。
 8時、峠を出発。広く良く踏まれた登山道にはいる。しばらくは遮るもののない尾根上の道を行く。夏なら日差しが痛いかも知れない。15分ほど行くと若干の急登となる。所々道が荒れており岩がむき出しになっているので注意が必要だ。
 急登を終えると後は樹林の中の道を何度か上り下りしながら進んでいく。道は階段状に整備されており初心者には歩きやすいかも知れない。しかし、段差がかなりきついところもある。
 上り下りを繰り返すたびに眼前の冠山ピークが近づいてくるのが分かる。最後は堀割状の道を若干登りそれから山腹を横切るように進んでいくと冠平に着く。
 冠平はかなり広い台地で休憩するにはもってこいの場所だ。実際多くの人がここで荷物を広げ休んでいる。私は休憩は後にして先に山頂を目指す。
 山頂へは冠平から斜面へ取り付く。登り端に岩の急斜面がありロープがしてある。慎重に登らないと滑落しそうで危険なところだ。子供や初心者には危ないかなと思ったが、あとからどう見ても素人の団体や小学生に成り立てのような子供が登っていたのを見たのでやる気さへあれば大丈夫なのかも知れない。

冠山山頂

山頂より金草岳をのぞむ

 山頂までは10分そこそこ。8時55分に山頂に着く。山頂は360度の遮るもののない大パノラマが展開する。今まで自分が登ってきた山々が広がっているので思いもひとしおだ。数年前に西に見える金草岳の稜線とこことを往復したのを思い出す。あの頃、冠平から金草岳の稜線は結構藪があったが今はどうか。本日も時間的には余裕があるが往復は遠慮しておこう。
 再び、冠平に戻って休憩。ここは初夏にはニッコウキスゲなどが咲くお花畑になるそうだ。運が良ければそんなところも見られるのだろうか。
 休憩していると、次から次へと団体さん達が訪れてきてあの危険と思った斜面を次々に登っていく。何人ぐらい今日ここを訪れたのだろうか。ひょっとしたら100人に近いかも知れない。そんなことを思いながら目の前に広がる風景を眺めていた。