ハライド(鈴鹿)
908m
2005年9月23日(金) 曇り後晴れ 単独行  
天気予報では三連休はあまり芳しくないらしい。その中では本日が一番良さそうということで、空模様を確かめつつゆっくり鈴鹿に向かった。車を鈴鹿スカイラインの鳥居道園地に停め出発。登山後よくお世話になる希望荘の脇を通って林道を進む。本日は、杠葉谷を遡行して神懸経由でハライドに至る計画だ。本日も帰りに希望荘の展望露天風呂に浸かるのが楽しみだ。
9:25鳥居道園地に車を停め出発。林道の橋から杠葉谷へと降りる。
林道はすぐ東海自然歩道との分岐に出る。そこを過ぎて一本目の橋を越えたところから左手の植林に入り堰堤を越えた辺りで谷におり谷芯をひたすら辿る。やがて谷が二手に分かれたところで滝が現れる。涼しげだが湿度が高くて涼しく感じられない。谷の間の支尾根を登って谷を高巻いて越え再び谷芯に降りて進む。その後も小さな滝が幾つかあるがそれらはそのままよじ登って越えていく。
10:05最初の滝。涼しげですけど湿度が高くて(><)
湿度でいうと90%ぐらいあるのだろうか。谷を歩いているのにとにかくべとついて暑い。やがて谷はガレ場となる。更に登っていくと踏ん張りの利きにくい砂と落ち葉の広い急斜面となる。適当に登りやすそうな所を選びつつ何とか越えていくとやっとの事で薄い踏み跡のある尾根上に出る。
11:00谷を詰めてザレた斜面を登りきって尾根へ。
細い尾根を右手に進んで瘤を越えて神懸山頂に着く。周りは微かにガスっている。樹木が生い茂っていて晴れていても見晴らしはなさそうだ。落ち着きも悪いので早々に北に向かう踏み跡に入った。踏み跡は時折生い茂った笹の中に埋もれてしまう。細い尾根の急斜面を登っていると濡れた笹に全身濡れ鼠のようになった。意外と長い急斜面を終え緩やかな尾根を左に進む。ここも笹が濃い。
11:09神懸山頂。ガスもかかって神秘的だった。
緩やかな尾根を進んでいるといつの間にか先ほどまでは少なかった目印が目立つようになってきた。どうやら知らぬ間にコブ尾根に出ていたようだ。進むで瘤を越えると見晴らしのよいところに出る。前方にはハライドらしきピークが見える。また、北には雲をかぶった釈迦ヶ岳が横たわっているのが見える。
11:55瘤を越えたところからハライド方面。まだ先が長い。
ハライドまでの道も思っていたよりも笹が濃くそれをかき分けて進んでいく。瘤を越えてようやくハライド山頂にたどり着く。ここの見晴らしはピカイチだ。特に腰越谷の切りたった岩肌は迫力がある。国見尾根も間近見えすばらしい。
12:21ハライド山頂。天気も上々になってきて見晴らしも上々。
思ったより天候はよいがハライドより南側はガスがかかってきて御在所などは見えなくなってしまった。しかし、対照的に北側は晴天でここハライドも晴れている。やっぱりここはいいなあと思い、何回目の登頂なんだろうと振り返るとなんと今回でまだ2回目だった。その割には印象が濃い山だ。もう何度も登っている感じがする。
ハライドからは釈迦ヶ岳や、御在所が間近に見える。14:22下山開始。
下山は、コブ尾根を辿って東海自然歩道に出るつもりだ。しかし、その前に登りでわからなかった神懸に続く尾根との合流地点を確認。意外とわかりやすいところだった。そこから目印の多い踏み跡を辿っていけば南コブに出るはずだ。
14:44登ってきたときに見落とした合流地点を確認しつつ下山。
と思いつつ下っていったのだが覆い被さる笹や、滑りやすそうな踏み跡に気を取られている内に南コブを通り過ぎてしまっていて気がつけば東海自然歩道に出ていた。もっと注意するべきだったと反省しつつ鳥居道園地に向かった。
15:32南コブを見逃して東海自然歩道へ(><) 16:15下山完了。s