木梶山(1230.2)


2007年5月5日 土曜日 (晴れ後曇り)
緑水さん 伊勢山上住人さん Tsutomu 他11名 


8:20  鳴滝展望駐車場

:30〜55 十字峡

10:55 赤ゾレ山

11:35〜12:40 木梶谷源頭

14:25 馬駈け場

15:15 木梶山

16:35 駐車地


地蔵谷大滝で記念撮影。なかなか形の良い滝です。
地蔵谷には小さな花が密生しているわけではなくいっぱい。
池を囲んで映り込む景色に見入る
メタボリックミズナラ…左の方のことではありません。
巨木探しの最中に様々な木に巡り合いその度に感嘆の声
前日までの予報は雨。そのつもりで昨夕は大宴会になったのだが宴会が終わった頃予報が急転。晴れるらしいの言葉に食料を使い果たしたとみんな大慌て。

車中泊で朝を迎え集合場所の高見トンネルに向かう。

この日は歩々さんを除く前日のメンバーに新たに7名が参加。この界隈に詳しい伊勢山上住人さんが道先案内人だ。

全員そろったところで4台の車に分乗。鳴滝展望駐車場に向かう。

鳴滝展望駐車場では伊勢山上住人さんよりコースの紹介。初めての公開山行道先案内でちょっと舞い上がっているようだ。そしてメンバーの自己紹介。その後軽くストレッチをして(緑水さんの公開山行では初めてのことだそうだ)出発。

林道をしばらく歩いて地蔵谷出合いへ。昨秋、木梶山を訪れたとき「ここが地蔵谷の出合い。古道がある」と伊勢山上住人さんから聞いて興味を持っていたところにいよいよ入る。

転石を伝って流れを渡り不安定な斜面を登って地蔵谷沿いの古道に乗る。なるほどしっかりした道だ。しかしところどころ崩壊していてヒヤヒヤ。こんなところを伊勢山上住人さんは普段の山行で歩いているんだ。山歴4年だがかなりの上級者になるのではないかと思う。

足下をみると小さな花がところどころ見受けられる。花の群があるわけではないが花の多い谷みたいだ。

やがて噂に聞いていた落差1.5mの「地蔵大滝」に着く。なかなか見栄えのする滝だった。ここで記念撮影。

更に進んだ「十字峡」と一部で呼ばれている谷の出合いに出る。そこでメンバーの一人にキクさんが全員の為に谷の水でいれてくれたコーヒーをいただく。芽吹き始めたばかりの森の中にいい薫りが漂った。あまりのすばらしさにリーダーの緑さんは声高らかに独唱し始めた。それを優しく見守ったり突っ込みをいれたりするメンバー。楽しい一時が過ぎる。

左俣に入り奥の三ツ俣では右俣を詰める。しかし、すぐに谷が細く急になり左手の尾根に逃げそこから縦走路に向かう。

縦走路を赤ゾレ山へ。思わぬ好天に日差しが強く暑い。火照った体に時折吹き抜ける風が涼しい。

赤ゾレ山山頂下の池を見て左手山腹をトラバース。馬駈ヶ辻の東側の鞍部に向かう。途中、大きな瘤のあるミズナラがあり伊勢山上住人さんから「おまんじゅうミズナラ」と紹介されたが「メタボリックミズナラの方がいい」という意見が。なるほど。

鞍部を越えて木屋谷源頭へ。ここの雰囲気のいいブナ林でランチタイムという趣向だ。楽しい話題に花が咲く。

食事後は鞍部に登り返し、朝、伊勢山上住人さんから説明のあった巨木探し。前に一度見つけて以来お目にかかれないという幹周り4.1mのミズナラを求めて山腹に散らばる。結局、目的の巨木は見つからなかったがその他の巨木や珍しい形の木を発見して子どものように大はしゃぎ。はしゃぎすぎて山腹を下りすぎ登り返すのにヘトヘト。他のメンバーを待たせてしまい迷惑をかけてしまった。

楽しかった巨木探しを切り上げてハカノ谷の巨ブナを見学。その後木梶山へ向かう。

以前来たときは見られなかった風景が木梶山に向かう尾根から見られた。伊勢山上住人はその山並みひとつひとつを丁寧に説明していた。ガスっていても目の前に山並みが見えるように説明できる伊勢山上住人さんだ。山並みが見えている状態での説明は生き生きとしていた。

木梶山を過ぎて北西に延びる尾根を鳴滝に向かって下っていく。途中までテープの目印がうるさい感じだったが一般登山道と別れるとテープはなくなり良い感じに。最後は伊勢山上住人さんの絶妙なルート選択の下、崖のような所を慎重に下って鳴滝の落ち口に。なかなか良い雰囲気の谷になっていて沢歩きがしたくなるような所だ。

伊勢山上住人さんのコース選択とアイデアによって楽しい山行となった。伊勢山上住人さんの話しぶりも楽しかった。巨木探しや、最後の鳴滝への下りが多少きつかったが参加メンバー全員満足のいく顔で家路についた。