迷岳(1309.1)


2007年5月4日 金曜日 (晴れ)
緑水さん 歩々さん Tsutomu 他5名 


8:20  唐谷川林道終点

:30  飯盛山分岐点

10:05 迷岳

10:50〜12:05 桃ノ木平

13:25 口迷岳

14:55 林道終点


登山道より唐谷をのぞくと大きな滝が豪快に水を落としていた
迷岳南側の台地はファンタジーの世界のよう
咲き始めた山シャクヤクにみんなが虜に
落ち込みの急な尾根を慎重に下る
緑水さんから「公開山行を行うから良かったら来てください」とのお誘い。興味津々で台高に向かう。

深夜に大垣を出発、飯高道の駅で仮眠。朝食は緑水さんの車に乗り込んで楽しい話しをしながら(少し焼酎もいただきつつ)楽しむ。その内に参加者の方々が集まり、車に分乗して唐谷川林道終点に向かう。

林道終点からは唐谷沿いの登山道を歩く。谷をのぞき込むと立派な滝やきれいな滑床が見える。良い感じの谷だ。

谷を奥に進んで流れを渡り植林の尾根に取り付く。緑水さんも初めてのルートで何が出るか分からないとのこと。そういうところが緑水さんがリーダーを務める公開山行の魅力なのだろう。道なき道を行く事に退かれて今回初めて参加するという方もみえた。

植林の尾根はかなりの急斜面だ。しかし、その中に踏み跡がしっかりついていて緑水さんもちょっと不満顔。やがて道標の立つ稜線上に立つ。

「ここは帰りに下ろうと思っていた尾根だ。これだと予定していたコースと逆回りになるなあ」とリーダー。どうやら尾根の読み違いをしたようだ。しかし、こういうハプニングもまた楽しい。

稜線を左手に進んで感じのいいコバを過ぎたあたりから急登、一登りで迷岳山頂。木々はまだ芽を吹いておらず日差しが入り明るい山頂だ。

わずかに休憩をとって、山頂より少し西に進みそこから南側の足下の不安定な急斜面を急降下。いよいよこの公開山行の本領発揮である。

滑りやすい足下に気をつけて数十メートルも下ると素敵な台地があらわれた。苦労した急降下も納得である。

台地一面には緑の絨毯のようなケイバイソウ。その中にすっくと立つ巨木が素晴らしい。そして冬枯れの森の中に浮かんでいるようなツツジの紫。まるでファンタジーの世界に迷い込んだようだ。

ここからはこの稜線下の台地を東へそれぞれ気ままに進んでいく。8人がそれぞれに目を輝かせて自分の景色を見つけようとあっちへ行ったりこっちへ来たり。生き生きとしてとても楽しい。

台地は所々狭くなり尾根に吸収されてしまうような所もあるが概ねずっと続いている。やがて落ち着いたところで楽しいランチタイム。参加者からいろんなものが出て豪勢な食事となった。

アルコールも入ってほろ酔い加減もほどほどに更に台地を進んでいく。「ヤマシャクヤクが咲いてるぞ」の声にみんな集まって撮影会。「珍しい花なんですか?」と聞く参加者もいたが珍しくはない。しかし、みんな大はしゃぎだ。

やがて口迷岳の南尾根に出る。伐採されていて見晴らしはよい。南方の山並みが一望の下だがこの山域は不案内なのが残念。

口迷岳に登り返して下山は登る予定していた口迷岳から北の尾根に入る。

入ってすぐはなだらかな素敵な樹林帯。やがて右植林、左自然林の尾根を急降下。かなりの落ち込みで「落!」の声が何度もあがる。全員ヘトヘトになりながらもなんとか無事に下った。「登りにこのルートにしなくて良かった」はみんなの共通した意見だった。

やがて朝歩いた谷沿いの道に出てしばらく休憩。林道終点はすぐそこだったが谷の水で疲れた身体を癒した。

そして、下山後は豪勢な野外宴会が始まった。これがまた楽しかった。