伊吹山


2008年2月17日(日) 雪 伊吹山 単独 山スキー


10:15 ゴンドラ乗り場駐車場 → 10:50 一合目 →
12:00〜13:00 三合目レストハウス →13:30 ゴンドラ乗り場駐車場


ここ数日間、伊吹山は雪雲に覆われていた。
雪が少なかった今シーズンだったがこれでかなりの積雪が期待できるというものだ。
伊吹山で山スキーが楽しめそうな予感。

しかし、天候は残酷。
日曜日も雪模様との予報。
雪ではスキーが楽しめない。
どうする?

今シーズン、この機会を逃したら伊吹山で山スキーはできないだろう。
雪は意外と早く溶ける。
朝、起きてもまだ迷っていた。
西の空は雪雲に覆われている。
どうする?

テレビで大沢親分が登場する頃には準備を済ませ伊吹山に向かっていた。
通過していく関ヶ原は雪におおわれてかつての冬の姿を取り戻していた。
これは伊吹スキー場(ピステジャポン伊吹)も下から雪が付いていそうだ。

果たして駐車場付近はかなりの積雪。
ゴンドラに乗って三合目まで行くのはもったいないな。
下から歩こう。



夏道登山道は最初から雪に埋もれている。
その中に一条のトレース。
これは助かる。



しばらくスキーを担いで壺足で登っていたがさすがに馬鹿らしくなってきた。
スキーを履いての歩行は快調だ。

間もなく一合目に着く。
全面雪におおわれている。
こんな状態は何年ぶりなのか。
圧雪してあればいいゲレンデだ。
かつてはこんな状態が長く続いたのだろう。



視界はあまり良くない。
使われなくなって何年になるかわからないリフト沿いにトレースが続く。

トレースがなければこの視界では不安だ。
ノートレースなら引き返したかも。

ゲレンデ跡の無木立の中を進む。
雪は少し湿り気があるがかなり深い。
トレース外の所では壺足なら簡単に膝上まで沈むだろう。



下りの滑りに期待が持てる斜面を登り終えると夏道と合流。
しばらく進むと先行者に追いついた。

ワカンの登山者だった。
ここまでのトレースはこの方のおかげだった。
そのことに感謝を申し上げて先行させていただく。
が、行き先を間違えて谷の方へ降りかけた。
「左に回り込んでください!」と後ろからアドバイス。
ありがたい。

「すみません」
地形図を見るとここは細い尾根になっているところだった。
アドバイスに従って進んでいくとやがて動いてないリフト下に出た。
おそらく三合目リフトだろう。



ここからリフトを辿って斜面を登っていくとすぐ三合目レストハウス。
ゲレンデ方面は白いだけで何もみえない。
雪も結構降っている。

レストハウス内で休もうと中に入ってみたが暑い。
結局レストハウスの軒下で休憩をとった。

さて、これからどうするか。
五合目くらいまでは行ってみるか。
しかし、この視界では楽しくなさそうだ。

結局、今日はここまでということにした。
滑りはここまでの斜面でも楽しそうだし。

シールを外そうとレストハウス入口のたまり場へ移動。
山スキーの中年男女ペアがシールをつけているところだった。

「これから上までいかれるんですか?」
「視界がよくないからやめようかと」
「僕ももう降りようと思ってるんですけど登ってきたところは雪が豊富でしたよ。
トレースもあるし」
「そうですか。それならいけそうですね」

先にレストハウスを出て若干湿ったパウダー斜面を降りていく。
途中、調子に乗って滑っていたらルートを間違えて登り返す羽目に。
その間に先ほどのペアが降りてきて先行していった。

途中、ペアが道を見失ってしまったようなので「こちらですよ」と声をかけて先行した。

視界は一瞬、伊吹の山頂付近までみえることがあったが相変わらず悪い。
急斜面の滑りも先が見通せなくて恐る恐るだ。
それでも結構楽しく滑り降りられる。
ただ、運動不足の所為か直ぐに足が疲れてくる。
筋力を付けなければ。

一合目まで20分足らず。
後は植林の中を縫う登山道。
しかし、ここの滑りが一番楽しかった。
まるでジェットコースターに乗ってる気分。
気持ちいい。
筋力がなくて一気に滑り降りられないのが残念。



あっと言う間に登り口までついて本日の山行終了。
短い時間だったが楽しかった。
お手軽にこれだけ楽しめるのが伊吹のいいところ。
いつもこれくらい雪があるといいのにな。