終日フリータイム
オプション1:世界遺産探検ツアー
オプション2:土ボタル鑑賞ツアー
この日は終日フリーでした。
というわけで、昼間・夜間と2つのオプショナルツアーに参加です。
まずは、現地ガイドさん一押しの世界遺産探検ツアーに出発!
ロビーで待っていた運転手兼ガイドさんは、韓国人のキムさん。
「日本人では志村けんが大好きだ」というキムさんは、ちょっと外し気味のレトロなギャグがなんともおちゃめなお兄さんでした。
さて、この世界遺産探検ツアー。
迎えに来たのは普通のバスではなく、4WDの大きなバス(?)。
前日にもらった簡単な日程表を見ると、海・山・川すべてを楽しめる♪といったうたい文句になっており、注意事項としては
『汚れを気にしない服装と靴』
『壊れやすい貴重品持ち込み禁止』
などなど…いったいどこで何をするのかちょっと不安…。
まずバスが最初に止まったのは、真っ白な砂浜♪遠くにゴールドコーストの町が見え、その砂は踏みしめると『キュッ!キュッ!』となる、鳴き砂でした。
波と追いかけっこなんてこっ恥ずかしいこと、何年ぶりにしたかしらん(笑)♪
しばらく砂浜で遊び、次の目的地へ。


この移動中に、お昼のメニュー選びをしました。
「ビーフ、チキン、白身のお魚、どれにするか決めてくだサイ。」
とキムさん。
「では〜えっと○○さん(私たちの苗字)、集計してくださいね。んじゃビーフの人、手を上げてくだサーイ。」
あ?私たちが集計?慌てて手を上げている人を数える私たち。
チキン・お魚と集計を終え、キムさんに報告…って、修学旅行かよっ(笑)!

バスは次の目的地に到着しました。
バスを降り、そこからちょっと歩いて川に向かいました。
渡されたのは2人に1本の釣竿。釣りですよー、オーストラリアで釣り!
おおはしゃぎで釣り開始!あちこちで「釣れた〜♪」と記念写真を撮る声が聞こえる中、ゆーいちくんは汗だくで釣竿を振りつづけました。
残念ながら収穫ゼロ…とほほ。
釣れた魚を川にかえすと、すかさずペリカンがやってきてパクッ!
野生のペリカンに会えるなんて、この先ますます楽しみ(でも実は鳥が苦手な私…)♪

さて、バスはいよいよ世界遺産の森へと向かいます。
窓の外はユーカリの森が広がり、運が良ければ野生のコアラを見つけることができるとか。
そりゃもう必死で探しました…こんな時のためにあるんです、2.0の視力は(笑)。
しかし、残念ながらコアラは発見できず、無念。
ふと見ると、あちらこちらに山火事の跡が。
ユーカリは害虫がついたりすると、自分で油を出して発火させるそうです。
そうすることで害虫被害から身を守るんだそうで。
山火事の多発する季節が来る前に、山の持ち主はわざわざ火をつけて燃やすこともあるんだそうです。
水道などない山での消火方法は、風下(風上だったかな?)側の木にわざと火をつける。
そうすると、風に乗って火が燃え広がり、先に燃えていた火とぶつかって自然に消えるんだとか。
確かに、ゴールドコースト滞在中に何度も見ました、山火事。

そんな話を聞いているうちに、いよいよ世界遺産
『Springbrook National Park Canyon Lookout』
に到着です。
さっき鳥が苦手と書きましたが、それ以上に虫が苦手な私。
亜熱帯雨林の森を散策という非常事態(笑)に、少々足がすくみました。
でも、違うんです。
空気がじめじめしてなくて、さわやかな冷気とでもいいましょうか。
「マイナスイオンたっぷりデス。深呼吸しながら歩きまショウ!」
初めは恐る恐るだった山歩きも、気付けばワクワクしてました。
だって、虫なんていないし♪蜘蛛の巣だってないし♪
マイナスイオン最高!なんてはしゃいでいたら、キムさんが
「あ、これ毒蜘蛛の巣です!」
…ど、どくぐも…。
はるか昔、オーストラリアと南極が地続きだったことを証明する『南極ブナ』や、大木に絡み付き、中の木の養分をすべて 吸い取ってしまったために中が空洞になっている不思議な『締め殺しの木』などを見ながら展望台までを往復しました。
もうすぐ出口というその時、目の前を黒い物体がするするっと…
「あ!黒オオトカゲです!珍しいデス!かわいいデスー!」
貴重な動物の出現に興奮するキムさん!
確かに珍しいですけど、かなり大きい真っ黒なトカゲは、正直かわいくはないですー!っていうか怖いです(笑)。

マイナスイオンをたっぷり浴びて、バスはレストランへと向かいました。
併設されているワイナリーでワインの試飲をし、レストランに行くのかと思いきや
「皆さん、シートベルトしてくださいね。あと荷物落とさないようにしっかり押さえてくださいよ。○○さん(私たちの苗字)特に気をつけてください〜。」
バスはそのまま牧場内に突進!
「ここは先日の雨でくずれちゃってるのでやめておきましょうね…あぁ!しまったぁ!」
なんていうジャングルクルーズのお兄さんのような笑いを取りながら、でこぼこ道を猛スピードで爆走。
私たちに特に注意しろという意味がわかりました…一番後ろの席は天井に頭をぶつけるほど揺れるのです。
牛の群れの中を突進し、体のあちこちを強打しながら、バスはようやくレストランへ。
試飲のワインが飲み足りないと不満だった私も、その後の『4WDシェイク』で気持ちよくアルコールが回ってました(笑)。
ボリューム満点のランチをいただきながら、新婚さんの座ったテーブルは、自称『新婚さん大好き』キムさんの質問攻めにあいました。
出会いのきっかけだの、交際期間だの…聞いてどうするのよ、キムさん(笑)。
レストランを後にし、さらに森の奥を散策してからホテルに戻りました。




ホテルで一休みし、この日2つ目のツアー『土ボタル鑑賞ツアー』に出発です。
バスが出発し、ざっとツアーの予定を聞いた後はガイドさんのありがたーいお話を聞きながらのドライブ。
左右に広がる景色の説明はなく、ひたすら『夫婦円満の秘訣』と『サラリーマンのストレス』について(笑)。
確かにバスの中は新婚さんが多いですからねぇ
(^-^;)
かなり長いドライブの後、山の中の1軒屋といった感じのレストランに到着です。
ガイドさんの爆笑トークで美味しく楽しくお食事をし、いよいよ土ボタル鑑賞です。
車は真っ暗な森の中を突き進み、駐車場…というか広場に停車。
そこで一人1本づつ懐中電灯を手渡されました。
満月で空はとても明るいのに、恐ろしいほど暗い森です…懐中電灯をつけていても怖い!
一番前はガイドさん、その後ろを1列になって歩くのですが、私は最後尾にならないことだけに気をつけて歩いていたような気がします(笑)。
その森は宮崎駿監督が映画作りの参考にしたそうで、確かにどこかで見たような(でも日本の森にはありえない)奇妙な木ばかり。
そんな森をぞろぞろと歩いていると、小さな青い光がぽつぽつと見え出しました。
「ここからは足元だけを照らしてください。土ボタルは光があたると死んでしまうので絶対に山に向けないで!」
息をひそめ(音がダメだとは言われてないが)、もくもくと歩く…。
「さぁ、ここに集まってください。そして懐中電灯を消してください。」
全員がスイッチを切った瞬間、目の前に広がる無数の青い小さな光!
今までどんなカメラを使っても撮影ができなかったというその光は、神秘的というか何というか…感動でした。
土ボタルという名前がついていますが、実は虫の幼虫だそうです。
光でエサをおびきよせているため、お腹が空いている幼虫ほど光が強いとか。
湿気が多く、直射日光があたらない場所でないと生息できない土ボタル。
昔に比べて降水量が激減している今、この土ボタルがいつまで見られるのかわからないとのことでした。
でも、真っ暗な森の中で、ぼんやり光る光だけを見ているからキレイなんでしょうね…岩肌いっぱいに虫の幼虫がいる姿はきっと…(汗)。
再びバスに乗り込み、夕食をいただいたレストランでコーヒータイム。
夕飯の時にもデザートが出たというのに、またケーキ!でも食べちゃった…いつから甘党になったんだ?
帰り道、広い高原のど真ん中で天体観測。
ガイドさんは懐中電灯を空に向け、南十字星などを教えてくれました。
月が明るすぎて星が見えにくいと言っていましたが、それでも十分満天の星を堪能できましたよ。
懐中電灯の明かりが空を照らせるなんて!と、そんな発見に驚いたりして(笑)。
バスに戻り、太陽の将来の話やギリシャ神話の話、オーストラリアを訪れた長嶋監督のエピソードなどを聞きながら、ホテルに戻りました。
いやぁ、話題豊富なガイドさんで楽しかった〜♪